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私の好きな映画

ゆちゃん
2024/09/04 23:26

それぞれの世界線と交差するシェアード・ユニバース・ムービー!『ラストマイル』

こんにちは。ゆちゃんです。

私が2024年もっとも楽しみにしていた作品『ラストマイル
あまり期待してもな‥‥オリジナルストーリーだしな…
という期待しつつも淡い期待で待っていた作品ではあったんですけど、
期待以上の作品でした!!!!!


ラストマイル

(c)2024 映画『ラストマイル』製作委員会
(c)2024 映画『ラストマイル』製作委員会

劇場公開日  :2024年8月23日
上映時間   :128分
監督     :塚原あゆ子
脚本     :野木亜紀子
プロデューサー:新井順子


あらすじ
流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイト「DAILY FAST(デリファス)」関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔とともに事態の収拾にあたる。



この作品においてファンが最も期待していた内容としては
シェアード・ユニバース・ムービーということ。
洋画ではアメコミ作品のアベンジャーズと数多く交えている作品が多くある。
邦画においては作品が交えることは今までほとんどなかった‥‥
そして、今回はそのシェアード・ユニバース・ムービーが実現することが叶った。

TBSドラマで放送していたドラマ『アンナチュラル』『MIU404』が同じ世界線で交える映画。
新井順子プロデューサー×脚本・野木亜紀子×塚原あゆ子監督
同じスタッフ制作陣だからこそ実現することができた。
 

アンナチュラル🍋


2018年にTBSにて放送されていた『アンナチュラル
この作品は脚本家の野木さんが書きたいと望んでいた作品。

アンナチュラルあらすじ
本作は、設立して2年弱の不自然死究明研究所
(英語: Unnatural Death Investigation Laboratory)= 通称UDIラボという架空の研究機関が舞台。UDIラボとは、日本における不自然死(アンナチュラル・デス)の8割以上が解剖されないままという先進国の中で最低水準の解剖率を改善するために設立された。ここに勤める法医解剖医の三澄ミコトを中心に、ベテラン法医解剖医の中堂系、三澄班臨床検査技師の東海林夕子、三澄班記録員の久部六郎、所長の神倉保夫らが協力し合いつつ、毎回さまざまな「死」を扱いながら、その裏側にある謎や事件を解明していく。

アンナチュラルは全10話。
日本がコロナ禍になった時、アンナチュラルでは2018年の時点でコロナの話を描いていたこともあって再度話題にもなった。
『アンナチュラル』は普段日本ドラマを観ず海外ドラマを観ている人にこそおすすめしたい作品だし、"死”を通して考えさせられる作品でもあるので、観たことがない人にはぜひおすすめしたいドラマ。
 

MIU404🍈


(c)2024 映画『ラストマイル』製作委員会


MIU404』は2020年コロナ禍中に放送されていたTBSドラマ。
機動捜査隊という刑事ドラマを新井Pは描きたかったと話していた。

MIU404あらすじ
2019年4月、警視庁における働き方改革の一環として刑事部・機動捜査隊の第4機動捜査隊(通称:4機捜)が増設される。隊長の桔梗ゆづるに招集された志摩一未は、候補段階で落とされていた伊吹藍と組むことになる。破天荒で警察官としての常識に欠けるが、機捜の任務を「誰かが最悪の事態になる前に止められる良い仕事」だと話す伊吹に心を動かされた志摩は、彼と共に任務を続ける。

MIU404は全11話。
刑事ドラマでバディものは数多くあれど、MIU404はまた変わった作風でいて魅力的なキャラクターたち。仲間思いでおちゃめで考えるよりも先に行動に移すタイプの伊吹と冷静で行動に移す前に考えるタイプの志摩。合わないと思っていた2人がどんどん相棒になっていく姿がたまらなく愛おしかった。
1話1話完結していく話もあれば繋がっている話もあって、全てが繋がった11話の最終回はとてつもなかった。
MIU404でもアンナチュラルに出ていたキャラクターがそのまま出演していることもあり、当時話題にもなった。
 

ラストマイル💣


(c)2024 映画『ラストマイル』製作委員会


2024年8月23日劇場公開『ラストマイル
 

塚原あゆ子監督が描きたかった、受け取った荷物が爆発するという作品。
MIU404の撮影が終わってから次は映画を作りたいということを話していたらしい。

本作はシェアード・ユニバース・ムービーではあるが、アンナチュラルの続編でもMIU404の続編でもない、世界規模の人気ショッピングサイト「DAILY FAST(デリファス)」が舞台。
脚本家の野木さんが豪華な友情出演だと思ってください、っと言っていたのがしっくりくる。

本作は大手ショッピングサイトのデリファスが舞台ではあるけど、裏の物流業界が大きな軸となっている。

私達が普段何気なくネットショッピングで購入し翌日配送という最短日程で出荷される業界の凄さとその裏でたくさんの人達が働き動き"お客様のため”の仕事をする。
ショッピングサイトで注文を受け商品を出荷するために配達業者がいてドライバーがいて…何気ない日常の幸せを感謝したい。改めて深く考えさせられる作品だった。


羊急便の委託ドライバー🚙


(c)2024 映画『ラストマイル』製作委員会

今回、そんな羊急便の委託ドライバーを火野正平さん、 宇野祥平さんが佐野親子として描かれている。デリファスのセンター長として舟渡エレナ、チームマネージャーとして梨本孔が爆発する荷物を探し奮闘する中で、裏の主役は委託ドライバーの佐野親子だと私は思っている。委託ドライバーという立ち位置で上には逆らえず言われるがままに配達してはいるけど、1日にどれだけ荷物を配達できるか、お昼時間も少なくしては休憩時間を削っては勤めて、お客様のために仕事をする佐野親子。佐野親子に焦点を当ててはいるが、実際はたくさんのドライバーさん達が同じように仕事をしていると思うと胸が締め付けられる。
 

日本でも社会問題になっている「2024年問題


荷物が増えるなか、ドライバーは減る一方。
ドライバーの時間外労働が改善され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、物が運べなくなるという問題。
野木さんが描く世界観は社会問題を上手く物語に組み込まれ視聴者に問いかけるような作品が多い印象がある。映画を観終わった後、「面白かった」「凄かった」「感動した」だけではなく「考えさせられる」という感想も多くみる。
今回の『ラストマイル』も特に「考えさせられる」ことが多くあるため、観終わった後、米津玄師の「がらくた」を聴きながら物思いにふける。

 

米津玄師 主題歌♩「がらくた」


エンドロールで流れる米津玄師の「がらくた」
まさに犯人のことを想ってるような歌詞だった…

アンナチュラル ♩Lemon
MIU404      ♩感電
ラストマイル  ♩がらくた

主題歌の意味、そして物語と深い意味のある歌詞‥‥
ドラマを観終わったあと、映画を観終わったあと、どれも繰り返し聴きたくなる曲でいて耳に残る曲。ラストマイルを観た後、エンドロール後に流れる米津玄師さんの主題歌「がらくた」を聴いて作品の余韻に浸ってください!


「アンナチュラル」「MIU404」とメインキャストたちが一同に出演していることもあって『アベンジャーズ』とも言われているが、それだけじゃない。

アンナチュラルで「許されるように生きろ」と言われていた白井くんだったり、MIU404で出演していた勝俣奏太くんだったり…今回は主要なキャラクター以外にも1話ゲスト出演で出ていたキャストがいることも考え深い。
アンナチュラルから6年。MIU404から4年。それぞれ月日が経ってからの出演。そしてそれぞれの成長。いろんな見方、楽しみ方がある映画になっている。

これだけの豪華キャスト陣を2時間ちょっとで映画の枠に収まっていることすら凄い。
2時間、最初から最後まで飽きることなくノンストップで進んでいくストーリーに最後まで油断できない緊張感。
この素晴らしさを共有したいので、ぜひ映画館で体感して!!!



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@yuchannn_movie

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1 件の返信 (新着順)
飛べない魔女
2024/09/05 12:58

こんにちは。
私もこれはすごく楽しめました。
いろいろ詰め込み過ぎなのでは?という不安があったのですが
本編見たらいきなり引き込まれてそんな不安はとたんに一掃され
最初から最後までダレることなく見れました。
物流のことも考えさせられましたし、面白かったですね。


ゆちゃん
2024/09/05 16:03

コメントありがとうございます😊🎶
たしかに、映画の2時間という枠にいろいろ詰めすぎなのかなとも思いますよね‥‥でもそんなことなく最初から最後まで面白かったので良かったです!
物流問題も今の日本では考えること多いですよね‥‥働き方改革が少しずつ浸透しつつあってもまだまだですよね‥‥