こんにちは！レオです！
今回ご紹介させていただくのは、2023年公開の作品『BLUE GIANT』です。
主な出演者は、山田裕貴さん、間宮祥太朗さん、岡山天音さんです♪

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あらすじ

「世界一のジャズプレーヤーになる」という夢を持つ宮本大。夢を叶えるために上京した大は、高校の同級生・玉田俊二に居候することに。
バイトをしながら、日々サックスに打ち込む大だったが、とあるライブハウスで出会った凄腕ピアニストの沢辺雪祈に惚れ、バンドを組もうと誘う。そこに玉田が加わり、３人で“JASS”を結成する。
そして3人である目標に向かってジャズに打ち込むのだったが…。
 

見どころ①：満を持しての初めての映像化

本作の原作となるのは、マンガ「BLUE GIANT」。エキサイティングで感動的なストーリーや、音楽シーンの圧倒的表現力などで多くの読者を魅了し、“音が聞こえてくる漫画”とも評されています。マンガの名前自体はきっと一度は誰もが聞いたことがあると思います。本屋さんでも大体、平置きされていて、本屋さん一押し！なんてPOPも貼られてますよね。そんなBLUE GIANTが初めて映像化されたのが、本作です。
そんな初の映像化における、本作の監督は立川譲さんです。昨年2月に本作が公開しましたが、なんと4月には、「名探偵コナン 黒鉄の魚影」も監督したことで知られています。
 

見どころ②：こだわり抜いた映画音楽

本作最大の醍醐味は「ジャズの演奏」です。映像化にあたっては、この音楽の表現について、こだわり抜いたそうです。制作のラストの方には、もはやスタッフみんな意識朦朧だったとか。

映画音楽は、日本のジャズシーンのトップランナーであり、世界的ピアニストの上原ひろみさんが担当しています。上原さんは、主人公たちのオリジナル楽曲の書き下ろしをはじめ、劇中曲含めた作品全体の音楽も制作しています。

また、バンド・JASSの演奏を支えるアーティスト陣も豪華なメンバーが揃っています。サックスについては、なんと国内外の有力奏者を集めたオーディションを実施。バークリー音楽院時代からアメリカを拠点に活躍し、最近ではドリカムとの共演などでも注目される馬場智章さんが選ばれています。ピアノについては、贅沢にも上原ひろみさんが担当。ドラムの演奏はmillennium paradeへの参加、くるりのサポートメンバーとしても活躍する石若駿さんが担当。まさに世界を股にかける超豪華なメンバーで本作の音楽を奏でます。
 

見どころ③：初めての音響監督に苦労した立川監督

実は僕、昨年の東京国際映画祭で立川監督のトークショーに参加したんです。その時に聞いた苦労話を書いていきます。

本作では、音響監督という役割も担当した立川監督。

音響監督とは、映画における全ての「音」の管理を行う役割です。役者の声の入れ方はもちろん、劇中効果音や音楽、歩いている時に靴の音まで、全ての音を管理します。

とにかく「音」にこだわった立川監督は、本作で初めての音響監督に立候補したそうです。ただ、それが地獄の始まりだったそうなんです…笑

音楽の経験はさほどなかった立川監督。制作段階では、とにかく音楽家とのやりとりに苦労したそう。というのも、音楽に関する言葉の引き出しが全然なかったとのこと。音楽家があげてくる劇中の音楽に対して、もっとこうしてほしいという要望の伝え方が抽象的になりすぎてしまい、すごくコミュニケーションが大変だったそうなんです。

例えば、劇中のとあるサントラのデモが上がってきて、立川監督が確認したところ、もう少しだけキャラクターの感情が湧き上がるような音になったらいいなと思ったそう。ただ、それを音楽家に伝える時に、本当は「この音をもっとアップテンポに、この音はファじゃなくてドにしてほしい」みたいな伝え方が理想。でもその表現ができないのと知識も深くなかったということで、抽象的に「もっと観客がテンション上がる感じで」みたいな伝え方になってしまったそう。改めて音響監督にありがたみを強く感じたそうです。
 

見どころ④：まじで泣ける仲間との絆

主人公・宮本大とライブハウスで出会った沢辺雪祈、そして高校の同級生・玉田俊二。

大は高校からサックスを初めて、独学で演奏を学んできた、超努力家の天才。 沢辺は4歳からピアノを始めており、18歳とは思えない凄腕のピアニスト。 玉田はドラムどころか、音楽自体が完全未経験でもう特訓中。

このデコボコの3人で結成したバンドがJASS。本作の仲間との絆を描く物語でもあります。 夢のために上京して、バイトしながら演奏を続ける主人公。そんな主人公に魅せられた同級生。天才ながらも苦しむ凄腕ピアニスト。彼らがぶつかりながらも共に成長していく姿には観ているこちらもワクワクが止まりません。ただ、最後には嗚咽してしまうほどの涙なくして観れない展開が待っています。


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