【ネタバレなし】『ルックバック』何故、入場特典にこれを付けたのか。
58分の超濃縮型作品。
この作品は知識0(ゼロ)で鑑賞できます。
”ひたむき”な映画が好きな人には、奥深くまで刺さります。
そして、鑑賞した後にエンドロールで流れる
「Light song」by haruka nakamura うた : urara を聴きながら、この本を読んでみて欲しい。不思議とこの特典が付いてきた理由がジワジワと分かってくるはずです。
~あらすじ~
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートから絶賛され、自分の画力に絶対の自信を持つ藤野だったが、ある日の学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生・京本の4コマ漫画を目にし、その画力の高さに驚愕する。以来、脇目も振らず、ひたすら漫画を描き続けた藤野だったが、一向に縮まらない京本との画力差に打ちひしがれ、漫画を描くことを諦めてしまう。
しかし、小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届けに行った藤野は、そこで初めて対面した京本から「ずっとファンだった」と告げられる。
漫画を描くことを諦めるきっかけとなった京本と、今度は一緒に漫画を描き始めた藤野。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思いだった。しかしある日、すべてを打ち砕く事件が起きる…。
【豆知識】藤本タツキ渾身の青春物語が劇場アニメ化!
漫画へのひたむきな思いが、二人の少女をつないでいく…
2021年に「少年ジャンプ+」にて公開されると、著名なクリエイター陣をはじめとした数多くの漫画ファンの間で話題を呼び、「このマンガがすごい!2022」オトコ編第1位にも輝いた本作。原作者である藤本タツキは、小学館漫画賞などを受賞し、TVアニメの盛り上がりや、映画化の発表も記憶に新しい「チェンソーマン」や「ファイアパンチ」などの代表作を持ち、世界中から支持を集める作家の一人である。
主人公の藤野役を演じるのは、ドラマ「不適切にもほどがある!」の純子役で人気を博した、河合優実。その演技力や類い稀な存在感が話題を集めている。もう一人の主人公である京本役は、映画『あつい胸騒ぎ』(23)『カムイのうた』(23)等では主演を務め、その目覚ましい活躍に拍車がかかる、吉田美月喜が担当。
そして、監督・脚本・キャラクターデザインを務めるのは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(09)『借りぐらしのアリエッティ』(10)『風立ちぬ』(13)など、数多くの劇場大作に主要スタッフとして携わってきた、押山清高。その才能は、海外でも高く評価され、アヌシー国際アニメーション映画祭2019の日本アニメーション特集で若手クリエイター26人の一人として選出されている。
最近の入場特典は個人的に物足りないことが多い。作中のデザインやキャラクター紹介など、パンフレットに書いてある内容が補足されているだけのものがほとんど。でも、これは違う。
①ルックバックできる
②”映画化する”ということが何か教えてくれる
③出してはいけない特典
この3点について、語ります。
①ルックバックできる
入場特典は本作を「ルックバック」できる特典となっている。だから、この特典がもらえる内に是非映画館に行って欲しい。どれだけこの特典が貴重なものかは観た人だけに分かる代物となっています。(僕が今日行った時点では、もう少なかった気がした。。。)
作品のタイトルの「ルックバック」と掛けているわけではないとは思うが、僕はそう意味として受け取れるほど直接的な表現として受け取れた。こんな入場特典は人生初めてなので、是非みなさんにもこの貴重さを体験して欲しい。
②”映画化する”ということが何か教えてくれる
実写映画は何となく、特典映像やオフショットなどで何となくの撮影現場の大変さや流れなどを理解している人がほとんどだと思います。が、この特典を見ることで「なぜこの特典を付けたのか」も理解できる。実際この映画は小学4年生が4コマ漫画を描くというストーリーで、一コマ一コマ書き上げる大変さや背景や情景描写に要する時間の膨大さも事細かに説明されています。そして、この特典を手にした鑑賞者は、描くことの大変さを実感し、それがどういう形でやりとりされ、映画化に至るのか。直接的に文字で表現されていないが、「あ、そうだったんだ。。。」と特典を見れば感じ取れるはずです。近頃、作者とテレビ局側で起きた社会問題についても、この作品を通して直に体験できると思います。
③出してはいけない特典
普通、と言っては何だが、この特典は”ほとんどの映画で出すはずの無いもの”であることは確かです。本作を作って、入場特典を考える会議でこの発言をした人がいたら「え?どゆこと?それは無理だ」と製作委員会の全員から言われても仕方ない。
だが、それが特典となっていることがミソ。
これを特典にしてでも、鑑賞者に伝えたいことがあったという証拠だと、僕は受け取りました。映画を観て、「あ~良かったねぇ~」「良い映画だったなぁ~」と感じている間に、どんどん濃縮度が薄れていくのが世の常。
だから最初に伝えたんです。
「Light song」by haruka nakamura うた : urara を聴きながら、この本を読んでみて欲しい。と。
青森出身のharuka nakamuraさんは15歳で音楽をするために上京し、初期作品からほぼ全てのアルバムが時を経てもリクエストがあり、アナログレコード化されるなどして再販売を続けています。NHKドラマやCMの音楽担当を続け、長い旅をした彼女は現在北国に戻って活動しているようですが、まさに「ルックバック」の主人公の投影のような経歴でした。エンドロールでは会場内に彼女の歌声が響き渡り、僕ら鑑賞者は主人公のルックバックしながら(背中を見ながら)、作品を振り返る時間になります。
本作を教えてくれた2人へ
分析・考察が知人一鋭い先生と感情表現・伝達力が知人一ハートフルな先生に本作を教えてもらいまいた。(その二人から猛烈怒涛プッシュがなければ観ていなかった。)
「ルックバック」でいう先生はこの2人だったりして!背中にサインもらっておこうかな(笑)作品を観ながら「あの2人好きそうだなぁ~」と思いながら観れたのも楽しかったです。
そして、僕はこの作品は「Look Back」ではなく「Look Forward」だと受け取りました。皆さんはこの作品を観て、特典の新しい体験をしてもらいながら、サントラで身体中浸りながら、作品に沼って頂ければ嬉しいです。
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投稿を表示今日観に行って来たのですが、入場特典ありませんでしたー😭
今度どんな内容だったのか教えてください🥺
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投稿を表示ルックバック観に行ったらもう入場特典が終了していた〜😭
良かったら17日見せて〜!!
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投稿を表示はじめちゃん、ハマれてよかった!
(デデデデの件が不安だったので少々びびってました。笑)そして、この文章読んで、あーー本当にこの作品がはじめちゃんの心に刺さったんだなってすごく伝わって、同じ作品を同じ想いで語れるのが嬉しい。この作品観てから、通勤中ずっと聴く曲はルックバックのサントラです。☺️
知人一ハートフル、、女版松岡修造ってことでしょうか?、、?笑
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投稿を表示熱いレビュー👏
伝えたかった熱量がそのまま伝わって嬉しい限り😭
haruka nakamuraさんの音楽めちゃくちゃいいよな✨
聴いただけで藤野と京本の情景のあれこれが思い浮かんできてぶわっと涙がこみ上げてくるレベル。
■分析・考察が知人一鋭い先生
→恐縮至極🙇♂️
■感情表現・伝達力が知人一ハートフルな先生
→完全同意!!
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