Netflixシリーズ『THE DAYS』が描く原発事故の"7日間の真実"
「あの日、あの場所で何が起きたのか」
東日本大震災から12年経った今、入念なリーサチに基づいて福島第一原発事故の真実を描いたNetflixシリーズ『THE DAYS』(全8話)が独占配信中。日本をはじめ77の国と地域でTOP 10入り、また週間グローバル第5位を記録するなど今世界中で話題となっています!
そこで今回は、Netflixシリーズ『THE DAYS』のあらすじ&見どころをご紹介します!
Netflixシリーズ『THE DAYS』あらすじ
2011年3月11日午後2時46分、三陸沖付近でマグニチュード9.0、最大震度7の巨大地震が発生。地震から約1時間後には最大15メートルに及ぶ津波が福島第一原子力発電所を飲み込んだ。その悲劇は止まることなく原発は暴走し続け、制御不能の状態に・・・。この未曾有の危機に、責任を問う批判の声と英雄としての称賛を浴びながら政府、会社組織、現場担当者たちは命を懸けて立ち向かっていく。
これは天災か、それとも人災か。
事実に基づき、徹底的なリアリティを追求して制作された本作は政府、会社組織、現場担当者のそれぞれ異なる視点から描かれています。暴走し続ける原子炉の裏側で、次々と襲いかかる危機や政府・本店からの錯綜する指示に翻弄されながら、タイムリミットに追われた現場の人々はどのような選択、決断をして原子炉と戦ったのか。その現場で起こる様々な出来事は、果たして自然によって起きた悲劇なのか。はたまた人間が引き起こした悲劇なのか。
それぞれ異なる立場から「あの日、あの場所で何が起きたのか」を描く物語に注目です。
役所広司&竹野内豊ら実力派豪華俳優陣が集結
Netflixとワーナー・ブラザース映画が制作した本作は、豪華俳優陣が集結したことでも話題となっています。福島第一原発の最前線で指揮をとった所長を演じるのは、先日おこなわれた第76回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した役所広司さん、福島原発1,2号機の当直長にドラマ『イチケイノカラス』シリーズの竹野内豊さん、東京から陣頭指揮する総理大臣を小日向文世さん、福島原発のベテラン運転員を小林薫さんが演じます。そのほか音尾琢真さん、光石研さん、遠藤憲一さん、石田ゆり子さんなど日本を代表する実力派キャストが勢揃いしています。
全8話で描かれる原発事故の裏側、そして豪華キャストが描く濃密な人間模様に息を呑むこと間違いなしです。
事実をエンターテインメントで描く意義
これをエンターテインメントにしていいのか?
そんな葛藤を語ったのは、本作で主演を務めた役所広司さん。役所さんは本作のオファーを受けた際に、未だにあの日の出来事に苦しんでいる人がいる中で、ドラマというエンターテイメントにすることや時期的の早さに不安を覚えたようです。しかし、製作陣の"事実をもとに伝えたい""その後の廃炉に向けて原発はどのようになるのかを描きたい"という熱い思いを聞き、参加する決意をしたそうです。
演出や脚色が加わるドラマというフィクションの世界で、実話を描く意義は何か。現在進行形でおこなわれている廃炉作業、10年以上が経過した今もなお先の見えない原発事故の存在そのものが示す、終わりなき問いを多くの人へ訴えかける本作を見て"意義"を感じていただければと思います。
Netflixシリーズ『THE DAYS』
公開:2023年6月1日(木)
配信:Netflixにて全世界同時配信
制作:ワーナー・ブラザーズ映画
監督:西浦正記、中田秀夫
出演:役所広司、竹野内豊、小日向文世、小林薫、音尾琢真、光石研、遠藤憲一、石田ゆり子
ということで今回は、Netflixシリーズ『THE DAYS』のあらすじ&見どころを紹介しました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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Nami