Dom的視点！名探偵コナン 100万ドルの五稜星

こんにちは。
最近、工藤優作とコナンの関係性が好きなDomです。

皆さんは劇場版名探偵コナンの映画をどのくらい観ていますか？
私は幼少期は毎年家族で、学生時代は学友と、今は妻と2人で劇場に足を運んでおり、まさにコナン映画と共に成長をしています。
中でもコナンに出てくる親子の関係が面白くて、蘭とおっちゃんの関係性も好きですし、園子と園子パパの関係性も微笑ましいと思っています。
中でも、コナン(新一)と優作のお互いに離れていても信頼している関係性が大好きなんですよね。『ベイカー街の亡霊』での目で語り合うシーンなどもとても良いです。

さて、今回は4月12日に公開した『100万ドルの五稜星』について語りたいと思います。

~あらすじ~

北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッドからの予告状が届いた。今回キッドが狙うのは、幕末を生きた新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀だという。ビッグジュエルを追い求めるキッドが、なぜ刀を狙うのか…？一方、西の名探偵・服部平次とコナン達も、函館で開催される剣道大会の為に現地を訪れており、犯行予告当日、平次がキッドの変装を見事見破り追い詰めるが…！？時を同じくして、胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が函館倉庫街で見つかる。捜査線上に浮かび上がったのは、“死の商人”と呼ばれ、アジア一帯で武器商人として活動する日系アメリカ人の男。彼は戦時中の軍需産業に深く関わっていた斧江家初代当主が函館のどこかに隠したとされるお宝を探していた。それは、当時、日本の敗色濃厚だった戦況を一変させるほどの強力な兵器だという噂も…。そして、そのお宝とキッドが狙う刀はどうやら関係があるようで、刀を狙うキッドに対し、謎の“剣士”の影が迫り…

今作のテーマは、まさに「受け継がれる意志」だと思います。
本編のミステリーは、土方歳三と関係するお宝が関わっています。正確には、土方歳三ファンがお宝を隠すために、土方歳三を利用しただけですが。
このお宝と謎に関わる意思から作品を紐解いていきたいと思います。
なるべく映画本編に関わることの名言は避けますが、ここから先は単行本最新刊のネタバレを含みますので、ご了承ください。

①お宝を巡る"意志"

今回のお宝は、戦況を一変させる程の強力な兵器と噂されており、国内外から宝を狙う人たちがいました。その宝を隠した斧江圭三郎から謎を受け継ぐ人達が存在し、現在の三代目へと繋がっています。
そして、この作品の肝となっているのが、二代目の存在です！
二代目の人達がどういう思いで、三代目に繋いでいたかを考えるとより作品を楽しめますよ。

②親の"意志"

今作のメインと言えば、やはり怪盗キッド！
普段はビッグジュエルしか狙わないキッドが何故、刀を狙うのか。
それは以前、初代怪盗キッドが狙ったけれど盗まなかったお宝の謎を紐解くためとのこと。
先程の話で少し触れましたが、この作品は"二代目"がキーなんです。
そう、怪盗キッドも二代目なんです！
親の意思を探す怪盗キッドも注目です。

③恋の"意志"

今年のメインキャストでもう一人、忘れてはいけないのが服部平次です。
彼の親も偉い人なのですが…本作での彼の目標は簡潔に言うと、愛の告白です！笑
告白しようとしたら、キッドが変装した和葉だったり、少し盲目なところがありまして…
今では、新一のビッグ・ベンでの告白に対抗しようと必死なわけです。
(詳しくは、コナンのアニメシリーズをご覧下さい。)
新一と蘭のカップル成立に負けじと、必死な平次にも必見です。

④癒しの"意志"

最後は少しオマケ要素です。
平次の恋路と言えば、黙っていられないのが平次に恋心を寄せている大岡紅葉。
その紅葉の執事をしているのが、伊織無我。
彼もかなり強者でして、昔は安室さんと同じゼロに所属していました。
そんな彼の今の使命は、「紅葉と平次を結びつけるこ」。あんなに優秀で、頭脳明晰なのになんで？？って思いますが、そこは漫画シリーズをご覧下さい。
伊織は昔、怪我していたところを紅葉に助けられたことがあるんです。その時に「小も大を兼ねるんです！ウチを元気に守ってもらわなあきまへんし……」といってたくさんの絆創膏で手当をしてくれました。
今回の映画では、その言葉を彷彿とさせるシーンがありますよ。