DISCASレビュー

k.a
2025/07/29 18:45

ジターノ / サントラ 洋画オリジナル

「ジターノ」(原題:Gitano、2000年)のサウンドトラックは、マヌエル・マラビア監督のスペイン映画を彩る音楽で、ホアキン・コルテスによる情熱的なフラメンコとラテン音楽が特徴。ホアキン・コルテス自身が主演のアンドレスを演じ、ジプシーの世界を背景にした復讐と愛の物語を、フラメンコギターとパーカッションが織りなす力強いリズムが演出。「Gitano」や「Vengo de Lejos」など、コルテスのダンスと歌が映画の情熱と緊張感を強調。ラ・カイティや他のフラメンコアーティストの楽曲も収録され、スペインのジプシー文化の魂を表現。全体として、映画のダークで情熱的な雰囲気を音で体現した一枚だが、単体ではフラメンコの専門性からやや映画の文脈に依存する印象も。フラメンコやスペイン映画のファンに最適なサウンドトラック。

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