ストーリー

k.a
2025/07/19 07:42

ビデオドローム / サントラ 洋画オリジナル

「ビデオドローム」(1983年)のサウンドトラックは、デヴィッド・クローネンバーグ監督のカルトSFホラー映画を彩るハワード・ショアの不気味で瞑想的なスコアが特徴。ジェームズ・ウッズ演じるマックスが過激な「ビデオドローム」番組にのめり込む狂気を、シンセサイザーと弦楽による現代音楽風の音が表現。「ようこそビデオドロームへ」は不穏な雰囲気で物語の闇を、「呼吸するビデオテープ」や「テレビ?それとも現実?」は幻覚と現実の境界を曖昧にするサイケデリックな響きで強調。リック・ベイカーの特殊メイクと連動し、肉体変形の恐怖を増幅。全体として、映画の観念的で不気味な世界観を音で体現した名盤だが、単体では抽象的で映画の文脈に依存する印象も。クローネンバーグやホラー愛好家に響く一枚。

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