浅草キッド　「似た者同士の不器用な師弟愛」

Netflix映画『浅草キッド』2021年12月9日(木)より全世界独占配信中。

先日、1月18日はビートたけしの誕生日。お祝いに「ソナチネ」を鑑賞し、そうだ！久々に「浅草キッド」を無性に観たくなり再視聴した。

ストーリー

浅草フランス座に浅草の師匠とよばれた「深見千三郎」という芸人がいた。その師匠の元へ大学を中退し、フーテンをしていた足立区の「たけし」がフランス座で修行を始める。師匠から厳しくも愛情ある修行にたけしの才能が開花し師匠も認める存在に。しかし時代ととに「浅草の灯」も消えかかってきた。廃れていく浅草にこだわる師匠とこのままでは浅草で埋もれていく事が不安なたけしはきよしとの「新しい道へ」照れ屋で似た者同士の不器用な師弟愛・・芸人「ビートたけし」世界の「北野武」の誕生秘話。

登場人物

深見千三郎（大泉洋）

1923年3月31日北海道浜頓別町生まれ。高等小学校を卒業後、浅草で売れっ子の芸者になっていた姉の染子（芸者：美ち奴）の元へ行き、タップダンスやギターなど芸事を行う。その後、姉の知人だった時代劇スターである片岡千恵蔵の紹介で京都太秦の日活撮影所に移り、芸の修行をする。その時に片岡千恵蔵の「千」の字を貰い、姉の美ち奴の「美」をもらい芸名を深美千三郎（深見千三郎）とした。本名は久保七十二。

北野たけし（柳楽優弥）

本名は北野武。芸名はビートたけし。漫才師、映画監督、俳優、画家、作家、歌手。
1947年1月18日生まれ、東京都足立区にある北野塗装店の御曹司として生まれる。明治大学工学部名誉卒業。歴史に残る高視聴率番組と歴史に残る低視聴率番組を数多く生み出す。

（公式ホームページから引用）

芸名遍歴（北千太（二代目・松鶴家次郎→空たかし→ビートたけし）

監督は劇団ひとり。

🎬浅草キッドの監督は劇団ひとり。映画監督は2作目。この作品には7年の時間をかけて脚本を書き

自叙伝を書いたビートたけしへ映画化する事を伝え、直接1対1で取材する時間をもらい師匠・深見千三郎について教えてもらったと語る。ひとり監督は北野武監督最新作「首」に出演する。

　　　　　　前作の「青天の霹靂」はタイムスリップする笑いと涙の作品。浅草が舞台。

みどころ。

柳楽優弥が丁寧にギラギラした若い日のビートたけしを演じ、師匠の深見千三郎役の大泉洋も作品が進むごとに師匠像を強く感じ独特のコミカルさもシリアスもあった。深見師匠が北海道出身なので適役だったと思う。相棒のきよしの朴訥（ぼくとつ）とした雰囲気をナイツ土屋が好演。師匠の妻：紀の川麻里役の鈴木保奈美の妖艶さがたまらない。浅草フランス座の踊り子・千春役の門脇麦の歌声とたけしを抱きしめる表情は・・・涙腺崩壊です😢不器用な師弟愛をご堪能下さい。

ネットフリックスにて絶賛公開中です！