2003年に起きた「ウィニー事件」

をご存知だろうか

世界初の匿名投稿サイトを開発した金子勇氏が著作権法違反幇助の罪で逮捕された事件を東出昌大、三浦貴大主演で映画化された「winny」

正に出る杭は打たれる、を体現したような事件で、天才的な才能の芽を摘み日本の発展を大幅に遅らせたと感じた。

映画は事実と殆ど変わりなくストーリーが進んでおり、東出の役作りがすごい！ちょいぽちゃ体型になり、話し方や仕草など金子さんにそっくりだった。

余談だが劇中で使われてる眼鏡は金子さん壇弁護士からそれぞれメガネを拝借したそうだ。

劇中で言っていた「ナイフで人を殺したら殺した奴が逮捕されるがナイフを作った職人は逮捕されない」

それが逮捕されたのだ。

当時YouTubeが世に出始め、違法アップロードなど野放しになっていた時代に、同じようなシステムを開発したwinnyは消された。

サイバーセキュリティ班とか言ってITに疎い警察しかいなかったり、とりあえず国家権力に邪魔そうだから逮捕ー！！みたいな安直さが結果的に日本の未来を潰した感があり、怒りで涙が出てきた。

検察と裁判所は実質一体になってるので、裁判で圧倒的に不利な状況で闘うシーンや金子さんの天然でコードにしか興味がない感じ、壇弁護士の人間味溢れるところなど、始終真面目な話ではあるが見どころ満載でした。

個人的に吹越満の演技めっちゃ好き。