【ネタバレあり】『四月になれば彼女は』4回目鑑賞しました
『四月になれば彼女は』の4回目の鑑賞をしてきました。
4回目にしてやっと!パンフレット買いました!!
桜🌸の香りしました!!
表紙を開いたこのピンクの紙が桜餅の香りがしました~
大好きな香りなのでずっと嗅いでいたいですー
これはまだ読んでない。
また後でじっくり時間取るぞ。
ここでまたまた公式サイトからSTORYを。
https://4gatsu-movie.toho.co.jp/
Story
「あのときのわたしには、自分よりも大切なひとがいた。それが、永遠に続くものだと信じていた」
四月。精神科医の藤代俊(佐藤健)のもとに、かつての恋人・伊予田春(森七菜)から手紙が届く。
“天空の鏡”と呼ばれるウユニ塩湖からの手紙には、十年前の初恋の記憶が書かれていた。
ウユニ、プラハ、アイスランド。その後も世界各地から届く、春の手紙。
時を同じくして藤代は、婚約者の坂本弥生(長澤まさみ)と結婚の準備を進めていた。
けれども弥生は突然、姿を消した。
「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」
その謎かけだけを残して−−−−
春はなぜ手紙を書いてきたのか? 弥生はどこへ消えたのか?
ふたつの謎は、やがて繋がっていく。
「あれほど永遠だと思っていた愛や恋も、なぜ消えていってしまうのだろう」
現在と過去、日本と海外が交錯しながら、愛する人をさがし求める“四月”が始まる。
今回私は車で弥生に会いに行く藤代の姿に涙が溢れました。
なんと!終わるまで泣いてたし、エンディングでも泣いてたー!
今回は全体を観たり、筋書きを観たりせずに、台詞の一つ一つを聴いて噛み締めました。
そしたら皆がめちゃめちゃ真意を突いてきてたーーー!!笑
きちんと意識して観たら、誕生日だから思い出のワイングラスを出したのに、
それが割れて、俊は惜しむことなくグラスを片付けてゴミ箱へ。
もしかして、二人の始まりの事、忘れてる?って気持ちになってる弥生。
アッサリゴミ箱にインされるのを見た弥生は試すように俊に「愛を終わらせない方法。それはなんでしょ?」と投げ掛ける。
“試すように”
『憶えてる?この答え。』と言うような瞳で。
そうしたら俊は「なにそれ?なぞなぞ?」と言う。
弥生はガッカリしたようなすっと冷めたような目をする。
わあー!弥生こんな顔してたんやー!
こんなにスンってした顔してたんやー!
新たな発見。
愛のバランスが崩れている。
でもバランスはもっと前から崩れていた。
やはり春からの手紙が来た事かなあ。
「大学時代の写真部の後輩」「それってあの?」「あれ?話したっけ?」
俊は弥生に春との事を話した事を憶えていない。
弥生が救われたきっかけは春との事を話してくれたから。
同じように上手く行かない恋を持っていた事を話してくれたから。
なのに俊は憶えていない。
ここでも弥生のガッカリポイントあるなあ。
発見。
そして、春からの手紙には愛し愛されたことを包み隠さず書いている。
こんなにも愛が溢れていて二人がその恋を、愛を忘れていない事。
ずっと根底に残っている事。
自分と俊の気持ちが消えていくことを、変わっていくことを恐れているのに、二人の恋は終わったと言ってるのに変わっていないのでは…と思える事。
覚えるほどに読み込んだ春からの手紙。
これは嫉妬が溢れてる?自分への愛に不安を感じてる?
また春へ気持ちが行ってしまうのでは?と不安になってる?
あと、
妹の純の言葉も刺さったなあ。
「お姉ちゃんは幸せになる事が怖い人だから」
ここでもちゃんとヒントを出してくれてるのに、まだ俊は何だかカッコつけて斜に構えている。
ように見えるなあ。
それにしてもこの純役の河合優実さんの演技もめちゃめちゃいいよな〜〜〜
先日のドラマでもすごい評価されて、今年のブレイク俳優さんですよね。
いい感じにやさぐれながら俊を的確に追い詰めてくれるわ〜〜〜〜笑
それにしても、弥生の様に、ここまで今の幸せを愛おしいと思ってる人はいるだろうか?
色々じっくり台詞聴いてると弥生の気持ちがどんどん見えてくる。
そうそう。
俊は“セックスレス”の話題を振られると、いつもするっとかわそうとする。
真意の所で逃げようとする。
そういうとこだぞ、フジ。って感じだろうか…
笑
タスクのこの言葉
「いやー怖いですよねぇ人間って。
…… 憎んでる人より、 そばにいて愛してくれる人を 容赦無く傷つけるんだから──」
これって弥生に言ってるのね〜
「ヒドイよねー!弥生さんをこんなに傷付けてー!」って。
でも、どんどん皆から責められて、それでもいつから?なんで?って解らなくて追い詰められて、
めちゃめちゃくたびれたオヤジになっていく。笑
そんな俊を守りたくてタスクは優しく俊に付き合ってくれる。
そしてやっともっと弥生の気持ちについて考える努力をしだす俊。
弥生を解りたくて、弥生の部屋で思い出の品を次々と見付けていく。
そして、やっとワイングラスの意味に気付く。
あの時のスーツケースにしがみついて泣き崩れた時と同じように食器棚の前で泣き崩れる俊。
同じ過ちを犯しそうだった俊。
やっと弥生の気持ちに気付いて、やっと弥生が出ていく気持ちが解ってきた。
弥生の居場所がわかって今度は必死で掴みに行く。
「だから今、追いかけてる」という俊の言い方に涙がポロ…
う…上手い……この言い方……
流石健さん……。
この言葉を聴いたら涙が頬を伝ってきた。
ここでこの言い方は俊の気持ちがぎゅんって刺さった。泣けた。
迎えに来てくれた俊に嬉しくて幸せで、また逃げようとする弥生を今度は決して離さない。
春の言葉に「また新しく始める」というのがあった。
気持ちが変わってもそこからまた始められる。
始めていいんだ。
変わっても。一度終わっても。
ラストの春の言葉。
「愛は形を変えて行くけど、等しく時間を過ごした人には寄り添ってくれる」的な事を言っていた。
“等しく”ってとこが肝心なんだな。
どちらかが強くても弱くても駄目で。
ここに新たな「愛を終わらせない方法」の答えがある。
弥生はこの言葉を読んだかな?聴いたかな?
弥生の考える方法じゃない答えもあるよ。
他にもなんかあったかな。
ほんとに今回は言葉をしっかり聴いていっぱい考えました。
そしたらめちゃめちゃ刺さりまくりましたー!
なので、1回観ただけではなんかしっくりこなかった、解らなかった、という方はもう一度台詞をじっくり噛みしめてみてほしいです。
あ、緩和ケアの先生の「あなたも、医師なんですね」の『も』は誰と一緒だと言ってるんだろう。
やはり弥生?それとも自分?
毎回ここで考えるわ〜
やっぱ弥生かな?実はちょっとしたヒントだったのかもね。
なんかみんな答えが解っていて、解ってない俊にちょっとずつヒント出して言ってたのかも。
壮大な謎解きゲームのような作品かもって思えてきました。笑
ちなみにラストシーンの弥生の問題の答え。
解ります?笑
“白”ですよね〜〜
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投稿を表示きらぴさん
楽しく読ませて頂きました🎵
私には、観る度に泣きポイントが違って発見があって、余韻に浸りたくなる作品です…。
この間は弥生に共感して「欲しいものを…」のセリフで涙してしまって。自分はヤバいのかも💦
幸せを我慢してた弥生は自分の気持ちがわからなくなって、真っ直ぐな春に会いにいったのかなぁ、と思いました。
ペンタックスもタスクも、フジを囲む皆が優しいですよね。フジさん愛されてるよ…。
また、観に行きたくなってきました。
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投稿を表示きらぴさん🫧
ホントこの映画は1回じゃ理解できないけど、何回か色んな視点で観ることでストンっと何かがはまったような感覚になります。うまく言えなくてすみません💦
まだまだ疑問もあって観に行きたいんですが近くの映画館では上映回数が1日1回とかになってしまってなかなか時間が合わない😫
でも絶対に行きますよ😁
あ、河合優実さんって、First Love初恋にもちょっと出てたんですね。
原作だとちょっと苦手な妹さんだけど、映画では藤代にさらっと、でもグサッとくる言葉を投げかける演技がすばらしかったですね。
今回も素敵なコラムありがとうございます。
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