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『THE PENGUIN ーザ・ペンギンー』2024 アメリカ🇺🇸　※U-NEXT独占配信

2022年　マット・リーヴス監督が立ち上げた新しいバットマンユニバース『THE BATMANーザ・バットマン』

その中で、コリン・ファレルが演じたペンギンことオズワルド・“オズ”・コブルポットのスピンオフドラマがU-NEXT独占で配信されている。以下写真を載せたが、あーこのキャラクターねとピンと来ると思う。

アメリカのロッテントマト批評家スコアで93%を叩き出したが、そのクオリティは正真正銘の本物だ。(ちなみに映画「ザ・バットマン」は85%とのこと)
第1話で心を鷲掴みにされるほどの面白さ。

全部で8話あるが、中弛みもなく一気に話が進んでいく。

バットマンやジョーカー、バットマンサーガの代名詞といったキャラクターは一切出てこない！

第1シーズン8話構成、トータル8時間

2024年9月20日に配信がはじまり、それからというもの毎週の配信を楽しみにお試しで加入していたU-NEXTがやめられなくなってしまった。（2024年11月11日に最終話が配信）
 

1.ゴッサムの新たな夜明け　66分
2.スパイ　55分
3.ブリス　59分
4.チェント・アンニ　58分
5.帰郷　54分
6.ゴールド・サミット　52分
7.トップハット　46分
8.悪魔か救世主か　68分
 

トータル約８時間、そして第8話(最終話)が、かなりの衝撃で唖然・呆然、劇場映画でもこの衝撃はなかなか無いと思う。

主人公は2人といっても過言ではない

このドラマ、主人公は2人いると言っても過言ではない。

ゴッサムシティを長年牛耳ってきたファルコーネ一族。その長であるカーマイン・ファルコーネの死を契機にペンギンことオズ・コブが権力を手中に収めようとするストーリー。そのオズの前に立ちはだかるのが、カーマインの娘であるソフィア・ファルコーネ。
ジョーカーと並ぶヴィランのオズと、その敵対するヴィランがソフィア・ファルコーネという悪vs悪の構図がとても面白い。そうこのドラマには正義が出てこない。
 
オズを演じたコリン・ファレルの特殊メイクそして体型、不自由な脚を引きずる歩き方、もう完璧である。トレードマークの八の字眉毛も封印し、オズになりきった演技が凄い。あの声はどうやって出してるのか。ドラマのエミー賞にも選ばれても不思議ではないと思う凄まじい演技である。

ソフィア・ファルコーネを演じたのは、『パーム・スプリングス』で主役のサラを演じたクリスティン・ミリオティ。その狂気の演技に毎回ゾッとさせられ、このキャラクターでスピンオフを作っても面白いんじゃないかと思わせる存在感。とにかく目力が半端ない女優だ。

ダニー・デヴィート版ペンギンとの比較も面白い

1992年ティム・バートン監督の『バットマン リターンズ』では、ダニー・デヴィートがペンギンを演じている。コリン・ファレル版ペンギンと特徴など比較するのも面白い。

続編の可能性

製作も担当しているコリン・ファレルは、ドラマのシーズン2は有り得ると言っている。本作は2026年公開の「ザ・バットマン2」にも繋がる可能性があるそうだ。
DCEUにも属さず、ジェームズ・ガン率いる新DCユニバースにも属さない、新しいバットマンユニバースどこまで展開されていくのかも興味深い。

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