ストーリー

「バイオハザードII アポカリプス」（2004年）のサウンドトラック（スコア盤）は、アレクサンドル・イェツァトコフ監督のアクション・ホラー映画を彩るジェフ・ダンナのスコアが特徴。ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスと生存者たちのラクーンシティ脱出劇を、ダンナのオーケストラと電子音楽の融合が緊張感たっぷりに表現。前作の電子中心スコアから、よりオーケストラ寄りにシフトしつつ、脈動する電子音を維持。「Searches for Alice」「The Last Transport」ではシンセが不気味さを強調し、弦楽とブラスのモチーフがアクションの迫力を支える。全体として、映画のゾンビホラーとサバイバルのスリルを音で体現した名盤だが、単体ではテーマが少なく、映画の文脈に依存する印象も。ホラーやアクション映画ファンに最適。