アニメになった「プチ・ニコラ・・」は、作家2名の書籍誕生秘話とプチ・ニコラの日々が交差!
プチ・ニコラ パリがくれた幸せ
「プチ・ニコラ パリがくれた幸せ(Le Petit Nicolas: Qu'est-ce qu'on attend pour etre heureux?)」(2022)は、フランスの希少なアニメ作品で、フランスで50年以上愛される児童書『プチ・ニコラ』の原作者ルネ・ゴシニとジャン=ジャック・サンペを主人公に『プチ・ニコラ』誕生の物語を、2人の苦難の生い立ちとともに綴る長編アニメーション。声の出演はアラン・シャバ、ロラン・ラフィット。監督はともに長編デビューのアマンディーヌ・フルドン、バンジャマン・マスブル。
パリの小さなアトリエで、やんちゃな小学生ニコラの物語を共同で創作するイラストレーターのサンペと作家のゴシニ。親友同士の2人は、天真爛漫なニコラの自由で賑やかな日常を次々と紡ぎ出す
が、共に激動の人生を歩んだ苦悩等もほろ苦く、子供も大人も鑑賞すべき内容の作品になっている。
音楽は『アーティスト』(2011)でアカデミー賞音楽賞を受賞したルドヴィック・ブールスが担当し、懐かしく楽しいシャンソン「幸せになるのに何を待つの」(1937)等が使われている。ジプシー・ギターの演奏も小気味良い。
ジャン=ジャック・サンペ氏死去
サンペ氏は、2022年自らグラフィック・クリエイターを担当した本作が完成。5月に開催された第75回カンヌ映画祭に正式出品、6月にアヌシー国際映画祭でのクリスタル賞受賞を見届けた、8月に89歳で永眠したと報じられた。クラシカルなグラフィックの画像は、ノスタルジックな気分になる。
おなじみの「プチ・ニコラ」(2009)
とても楽しく、大好きな作品だが、「モリエール 恋こそ喜劇」(2007)のローラン・ティラール監督による、マキシム・ゴダール 、ヴァレリー・ルメルシェ、カド・メラッドが親子のキャストの作品になる。ハートウォーミングで、ドタバタ劇を繰り返すキッズ・コメディ。古き良き60年代のフランスを舞台に、元気なプチ・ニコラと個性豊かな仲間たちが大人たちを相手に繰り広げる愉快な大騒動の数々をユーモラスに綴る。
学校をさぼって映画を観に行きたい・・・とか、いつの日も、どこの国も、子供の欲求は同じなのだろうか?赤いベストもトレードマーク。
昨日投稿した「緑の香水」のサンドリーヌ・キベルランも先生役で出演している。
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投稿を表示『プチ・ニコラ』一作目のみ観てますが、最高に笑えました。フランス版サザエさんですよね🇫🇷
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