花束みたいな恋をした
なんて素敵なタイトルでしょうか…
私はふと最近、この「花束みたいな恋をした」という映画を深夜に観て、切なさに胸が締め付けられ、自分の学生時代・社会人になりたての頃を思い出して、涙を流してしまいました。
今回はこの映画についてご紹介したいと思います。
この映画は2021年に公開された「菅田 将暉」と「有村 架純」のダブル主演映画で、脚本は坂元 裕二さん、監督は土井 裕泰 さんです。公開時は結構ヒットしたとこのこと。
だけど私は観たことがなく、たまたま「X」でつぶやきを見て気になり、観たのがきっかけです。
以下少しネタバレあります。
時代は2015年頃、21歳の男女の大学生が明大前駅で終電に乗り遅れて始発までの時間を待つ間に、自分たちのコアな趣味や好みがとっても似ていることで話が弾み、以降好きなもの、本や映画、絵画等についての話やデートをしていく中、ファミレスで告白して付き合うことになる。
そんな学生の甘酸っぱい恋愛から始まります。
そして月日が流れ、就活を経て大学を卒業し、同棲していく中、社会人になった後のそれぞれの環境の変化で、お互いに溝が埋まれていく・・・というお話。
これはおそらく、こんな経験したことあるなーって人、結構いるんじゃないかなと思います。
なぜなら、実は私自身も20代前半のちょうど同じ頃、私の場合は2000年代後半ぐらいで少しこの映画より前の時ですが、似たような経験をしたことがあります。
この映画で描かれる前半の学生時代の場面はどれもとてもまぶしくて、キラキラしていて、想い出は美化されるとも言いますが、自分の学生時代の好きな人との思い出も、今思い出しても「キラキラ」しています。実際はその中でも喧嘩したりなんなりあるんですがね(笑)
有村 架純さん演じる彼女の「絹」ちゃんが、就活がうまく行かなくて落ち込んでいるところを、駅まで菅田 将暉さん演じる彼氏の「麦」くんが迎えにいって慰めて抱きしめるところ、とても良い場面で共感する人も多いかもしれないです。学生のリアルを鮮明にも描いています。麦くんは本当はイラストを描くのが大好きだったけど、それだけじゃお金が稼げなくて就職することになり、そして就職先の環境等で彼はある意味「魅惑的で不思議なキャラ」だった「麦くん」から、社会に染まって競争欲が湧いたり、上司や顧客対応等疲れていく「普通の社会人」になっていきます。
お互いを本当に好きだった気持ちに嘘は微塵もないのに、月日の流れと環境の変化で、ずっと同じじゃいられない、だけど思い描く好きな彼氏・彼女は、「好きになったころ」の彼・彼女なんですよね。その頃の気持ちと今のお互いの姿をリアルに感じるからころ、お互いに一緒にいることが苦しくなっていったのかなと、観ていて感じました。
人には一人は「忘れられない人」がいるのかもしれないです。特に学生時代のように、相手のことを「ただ好き」という感情で付き合い、様々な経験を共にすると、いつまでも甘酸っぱく切ない気持ちが、どこかに残るのかもしれないです。
この映画はきっと、観る人によっては刺さりまくると思います。
キラキラしていて、けど人の感情の変化等がリアル鮮明に描かれているこの映画を、私は観て好きになりました。学生と社会人、色んな年代やそれぞれの人生によって感じ方も異なると思います。
私が最近観た中で、心に刺さった映画をご紹介しました☆
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投稿を表示こんにちは。
私も本作はやはり涙ぐんでしまいました
昔の切ない恋を思い出させる映画でしたね。
タイトルの付け方も秀逸ですよね。ほんとに素敵なタイトルです。
このタイトルに惹かれて映画館におもわず足を運びましたもの。
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