イコライザー THE FINAL 「冷たい頭、あたたかい心」
イコライザー THE FINAL 2023(令和5)年10月6日より公開。
ストーリー
人気シリーズの第3弾「イコライザー」の最終章。
シチリアの農園である事件を追い、その時に負傷を負ってしまったロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)は救助され、アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町の医師のもとで看病を受ける。
よそ者にも関わらず、親しみを感じさせてくれる人々に触れ合いマッコールにとって、心穏やかに過ごせる場所だった。しかし、悪の組織による蛮行を目の当たりにし再び悪人に対する「イコライザー」となることを決意する。
イコライザーとは?
イコライザー・・・均衡を保つ人や装置、システムといった意味です。 音響機器で録音・再生時の音の補正に使用。また「イコライザーequalizer」は、刃物や銃器など致命的なダメージを与える武器を指す俗語。
少し昔話を。今のヤングでナウな方には「コンポ」なる言葉は死語と思います。コンポーネントステレオの略称で各パーツ(レコードプレイヤー・チューナー・アンプ・カセットデッキなど)が独立していて、重ねて置くことができ、その存在感がたまりませんでした。またイコライザー機能付きは高額でしたが自分の好きな音に調整が可能でした。
イコライザーを振り返る!
イコライザー 2014年
ストーリー
デンゼル・ワシントンが少女を守るため悪に立ち向かう男を演じたアクション。昼はホームセンターで働く元CIAの凄腕エージェント・マッコールは、ロシアン・マフィアに酷い仕打ちを受けている娼婦と出会い…。クロエ・グレース・モレッツ共演。
イコライザー2 2018年
ストーリー
デンゼル・ワシントン主演、アントワーン・フークア監督のタッグによるアクションシリーズ第2弾。悪人を人知れず始末するイコライザー・マッコールのCIA時代の上官・スーザンが何者かに惨殺される。唯一の理解者を失った彼は極秘捜査を開始し…。※PG12
デンゼル・ワシントン✖ダコタ・ファニング 19年ぶり共演。
二人は『マイ・ボディガード』で共演。デンゼル・ワシントンは当時49歳、ダコタ・ファニングは9歳であった。役柄もボディガード役のデンゼル・ワシントンが子役のダコタ・ファニングを守る。偶然なのか、マイボディガードでもデンゼルは元CAI特殊部隊の役。今作では元CAIのデンゼルに現CAIのダコタ。またダコタとデンゼルの娘は共演をきっかけし連絡を取り合う友人関係である。
お互いの印象について
『マイ・ボディガード』での印象。
デンゼル「彼女(ダコタ)とても聡明な若い女性で、一緒に共演できたのは喜びだった。彼女を好きにならずになんかいられない」
ダコタは「デンゼルはとても良い人。毎日会うのが待ち切れない。いつか彼のようになりたいです」
<デンゼルとダコタの化学反応> 『イコライザー THE FINAL』特別映像
19年後の邂逅でスクリーンから漂う「信頼関係」を感じる。
マイ・ボディガード 2004年
ストーリー
元CIAの特殊部隊員ジョン・クリーシー。彼はこれまで、米軍の対テロ部隊に所属して16年に渡り暗殺の仕事を続けてきた。そのためか心を閉ざし、生きる希望を見失っている。そんなクリーシーはある日、メキシコで護衛の仕事をしている部隊の先輩レイバーンから新しい仕事を請け負うことに。それは、誘拐事件が多発するメキシコ・シティに住む実業家の9歳になるいたいけな娘ピタの“ボディガード”だった。さすがに始めはこの仕事に乗り気でなかったクリーシーも、ピタの無邪気な笑顔や素直なやさしさに触れるうちに心洗われていくのだが…。
ロバート・マッコールは「冷たい頭、あたたかい心」
危機管理のプロや武術の達人へ「強さ」に必要な要素は?との問いに対して「日々の鍛錬の他、最も重要な事は常に冷静でありながら危機感を持ち、状況把握と判断」と語っていた。
主人公のロバート・マッコールは「冷たい頭」で 物事を一時的な感情で判断することではなく、事柄や今置かれている状況を冷 静に分析し、解決のための筋道を論理を瞬時に組みてる事が出来る。
「あたたかい心」は他人の心の痛みや深い苦しみ、思いを理解し共感 する気持ちを持つ。
この二つの特性をもち極悪人を粛正する人物像に観ている側はシンパシーを感じると思う。
ジョンウィックとの違い。柔術と武術。
2023年秋のパン祭りならぬ、秋のキルユー・アサシン祭りな作品公開が相次ぐ。
少し先に公開されたジョンウィックは防弾スーツで身を固め銃や凶器、体術または馬やバイク、カーアクションで向かってくる敵をなぎ倒す。戦い方はまさに「カーニバル」な雰囲気。
キアヌ・リーヴスは柔術や柔道、ブラジリアン柔術がベース。
一方、イコライザーでは相手の武器や日常に置いてある物(コルク抜きが代名詞)を使用して殺傷してしまう。今作ではサイレントで敵に近づきながら最小限の動きで倒す。また拷問も。アクションは暗殺者・必殺仕事人「わび・さび」の世界。
デンゼル・ワシントンはブルースリーの盟友ダン・イノサント(フィリピン系アメリカ人)から※ジークンドー、フィリピン武術カリなどの指導を受ける。
※俳優、武道家であったブルース・リー師祖の創始した、“超実戦武術”であり“物事のフィロソフィー(哲学)。それは“敵との闘う方法”であり、“人生との闘う方法”。(ジークンドーの理念から引用)
作品情報
2023年製作/上映時間:109分/区分:R15+/アメリカ
原題:The Equalizer 3
アントワーン・フークア監督
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2023年10月6日
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投稿を表示ジークンドーが関わってるとは知らなかった!どうりで動きが速いはずです!相手の武器を瞬時に奪う様はなかなかできることじゃない!あれはかっこいい😎
どうしても俺はジョン・ウィックと比べてしまうという下世話な発想になってしまうが、それぞれ魅力がありますよね。
作品紹介のYouTubeも観ました!ありがとうございます😊
ちなみにコンポはKENWOODのDG7でした(笑)
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投稿を表示投票でアナログ押しちゃいましたが、もちろんマッコールさんも観ます!冷たい頭、あたたかい心…まさにマッコールさんを表していますね!より一層イコライザーを楽しめるコラムをありがとうございました😊
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