こんにちは。takae🍿です。

映画を観ていると、胸に響くたくさんの素晴らしいセリフに出会います。

そんな中でも今回は、私の胸に刺さって抜けない、思い出すたび胸がじんわりあたたかくなる大好きな作品の大好きなセリフたちをご紹介します。

その作品は

『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』です。

映画『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』あらすじ

アメリカ・ジョージア州サバンナ郊外で暮らすタイラー。何かとついていない人生を送ってきた彼は、偶然、施設から脱走してきたダウン症の青年・ザックと出会う。ザックと心を通わせたタイラーは、彼の夢を叶えてあげようと、その目的の場所へと向かう旅に出るー。

旅を通して友情を深め、家族のような絆で結ばれていく2人の物語を描いたロードムービー、「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」。

最初にご紹介するセリフは、プロレスラーになる夢を叶えるため施設から脱走したダウン症の青年ザックが、施設を抜け出す時にカールというおじいさんからかけられた言葉。

“友達ってのは自分で選べる家族だ”

幼い頃両親に捨てられたザック。そしてタイラーもまた自分のせいで大切な人を失い自暴自棄になっていました。

さらに、ザックを探しに来た施設で働いているエレノアもこの旅に加わり、互いに失ったものを埋め合いながら旅を通して彼らは本物の家族のようになっていくのです。

まさにこのセリフが表しているように。

そしてもうひとつ、この映画の中で私が一番大好きなセリフ。

旅をしながら最初はザックを助けていたタイラーですが、時にザックに励まされ助けられ、かけがえのない相棒になっていきます。

旅の途中、辛い過去を思い出したタイラーの肩を抱きながら語りかけるザックの言葉は、今も私の胸に刺さって抜けずに思い出すたびその言葉の美しさや純粋さ、切なさに胸がぎゅっとなり涙がにじんできます。

それが、

“タイラー、僕の誕生日の願いごとは全部 きみにあげるよ”

海外では誕生日ケーキのロウソクを吹き消す時に願い事をするのが定番。その時の願い事を全部、君にあげる。なんて純粋で美しい言葉なんだろう。

タイラーを思うザックの気持ちが真っ直ぐ伝わるセリフとこのシーンが私は本当に大好き。何度観ても真っ直ぐ胸に響きます。

当時、アルコールやドラッグの問題を抱えていたタイラー役のシャイア・ラブーフ。この作品の撮影後にも問題行動を起こし、公開が危ぶまれていたとのこと。

そんな彼を改心させたのは、ザック役のザック・ゴッサーゲンの「あなたはもう有名だけれど、この映画が僕にとってはようやく掴んだ機会だったんだ。でも台無しになってしまった」という言葉だったそう。この言葉がシャイア・ラブーフの心に届き、彼は更生プログラムに参加するなど身のあり方を改める努力をしたとのことです。

そんな彼らの関係性が透けて見えるような劇中での2人の関係も本当に素敵な本作。

登場人物みんな愛おしくて大好きになる、心あたたまるロードムービー。

劇中かかるカントリーミュージックも心地良くて大好き。是非たくさんの胸に刺さるセリフと共に2人の旅をお楽しみください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

良かったらみなさんの好きなセリフが出てくる映画をぜひコメント欄で教えてください☺️