ストーリー

k.a
2025/07/24 10:35

プレイバック / サントラ 洋画オリジナル

「プレイバック」(原題:Body Double、1984年)のサウンドトラックは、ブライアン・デ・パルマ監督のエロティック・スリラー映画を彩るピノ・ドナッジオの緊張感溢れるスコアが特徴。ジェイク(クレイグ・ワッソン)の盗撮と殺人事件の謎を追う物語を、ドナッジオのオーケストラとシンセが不穏で官能的な雰囲気で表現。「Body Double」や「Telescope」は、ヒッチコックを思わせる弦楽と不協和音でサスペンスを強調し、ジェイクの覗き見や恐怖を効果的に演出。フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「Relax」は、ポルノ業界のシーンで80年代のポップなエネルギーを加える。ドナッジオの音楽は、デ・パルマのスタイリッシュな映像と相まって、ノワールの暗さとエロティシズムを際立たせる。全体として、映画のスリリングで扇情的な世界観を音で体現した一枚だが、単体では一部曲が映画の文脈に依存する印象も。デ・パルマや80年代スリラーのファンに響くサウンドトラック。

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