エロくないR指定大人向けアニメならこの一択
こんにちは!
そぜです。
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みなさんはアニメは好きですか?
映画にアニメは邪道だ。
俺はハリウッドしか認めない
という方もいるかもしれません。
私もはるか昔はそうでした。
ジブリに会うまでは(早っ)。
面白いデータを紹介しますね。
日本映画製作者連盟が先週の1月30日に日本で公開された2023年の映画の興行収入を発表しました。
以下がベスト5です。
1位:「THE FIRST SLAM DUNK」
158億7000万円。
2位:「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
140億2000万円。
3位:「名探偵コナン 黒鉄の魚影」
138億8000万円。
4位:「君たちはどう生きるか」
88億4000万円。
5位:「キングダム 運命の炎」
56億円。
色付けの部分は、、もう分りましたね。
上位4作品は全てアニメ映画なんです。
日本の市場においてアニメは最重要なジャンルなんですね。
私も昨年は上位5作品を全て観ましたがどれも没入できる面白さでした。
もうアニメは非現実な世界というよりは
現実では実現できないものを体現するツールとして欠かせない表現方法と思います。
ドラえもんとジブリで育った私が大人になってアニメに戻ってきた今、一番衝撃を受けた大人向けのアニメを紹介します。
パプリカ
★製作年: 2006年
★製作国: 日本
★上映時間: 90分
★監督: 今敏
★原作:筒井康隆『パプリカ』
★音楽:平沢進
『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』など「現実と虚構」をテーマにした大人向け名作アニメを世に出し、若くして亡くなった日本アニメ界の重鎮今敏の遺作であり、最後の集大成が本作。
【あらすじ】
財団法人精神医療研究所から、他人の夢を共有できる画期的装置・DCミニが盗まれる事件が発生。それと時を同じくして研究員たちが精神に異常をきたすように。セラピスト・千葉敦子は、 パプリカという名の女探偵となり、現実と夢の世界を行き来しながら犯人を追って行くが。一体黒幕は誰か。
【みどころ】
全部。もう世界観がドンピシャ。
クリストファーノーラン監督が「本作にインスピレーションを得た」と名言しており、
『インセプション』の元ネタとも言われている程壮大かつ緻密なストーリー。
不気味が過ぎるキャラ達と夢の非現実感(次第に愛着が湧いて来るの不思議w)
全く違和感が無い実力の声優陣。特に敦子を演じた林原 めぐみは最高だった。
そして私が心底強調したいのは複雑怪奇過ぎる世界観を極限まで高め上げた音楽。
サントラは全て平沢進が手掛けており彼の音楽表現が本作を一回りも二回りも高めている。
みなさん平沢進先生ご存じですか?
彼はレコード会社や特定の音楽シーンに属さず自分のレーベルで活動しており、メディアには出てこなかったため知らない人も多いのでは。
私もそうでした。
ただ、2019年のフジロックで平沢進が出演した時の映像を観た時もう全てがぶっ飛んで。
「まじか。。最高かよ!」
を連呼していたのを思い出します。
是非これを観て、聴いてください。
そんな彼が全ての音楽監修を手掛けた本作のエンディングテーマ「白虎野の娘」がアカデミー賞歌曲部門のノミネート候補対象作品に選ばれたのも納得。
本当に素晴らしい曲。聴いてると不思議な高揚感が溢れ出る極上のエンドロールでした。
そして忘れてはいけないのが本作でメインシーンの”百鬼夜行のパレード”で流れる主題歌の『パレード』。
この中毒性のあるメロディとともに平沢先生のライブシーンをご覧ください。
もはや、楽器なのか武器なのかww。
そしてテスラコイルすらも楽器として操る唯一の御方笑。
ね、一気に興味が湧いて来たでしょう?
余談ですが、今敏監督は平沢先生の「パレード」の曲を聴いてから音楽のイメージに合う形で製作をしていったそうです(アニメでこの順番はレアだそうで)。
もう「パプリカ」か「平沢進」かどっちの紹介か分からなくなってきましたがw
とにかく本作の世界観を表現する上で音楽が非常に重要な要素を占めているのは確かです。
是非予習の上、エロくないR指定大人向けアニメの最高峰である本作をご覧になってください。ネットフリックスとU-NEXTで観れます(アマプラは有料レンタル)。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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投稿を表示お久しぶりです。さっちゃんです。10月のイベントのときは楽しませていただきました。結局、1ヵ月以上たって記事は書けておりません。申し訳ありません。
さて、本作ですが原作小説も素晴らしいんですが、本作のだんだん世界の現実感が消えていく展開とそぜさんが書かれている音楽の心地よさ(悪夢の場面でも、いや、それゆえ更にと言うべきか。)です。
本作を観たときには平沢進さんは存じ上げませんでしたが、1年くらい前でしたか、YouTubeで偶然、巡り合ったのです。私も独特のメロディと歌声(そぜさんの仰るように中毒性のある音楽ですね。)に魅了されて、ときどき聞いております。
確かにクリストファー・ノーランと共通の感覚がありますね。今敏さんの新作がもう観られないのは哀しいですが、今はDVDで何度でも会うことができるのは、いい時代だと思います。
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投稿を表示めーーーーちゃタイムリー!今これ観てる最中!!そぜさんもご存知、今敏監督は北海道出身ですもんね✨つい前のめりで観ちゃうんだけど。私はまだ観てない作品が多くて。
パプリカは夢を共有して事件が起きますよねー。私もノーランを感じてましたが、やはりそうだったんですね!まだ半分くらいしか観てないから、コラム読んで、また残り観たいと思ってまーす♡
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