２０２５年２月１４日よりアマゾンビデオにて北野武監督初の「配信」先行作品「BrokenRage」がスタートしました。

 

北野武部屋をもらったのでこちらでは作品にちなみもう1人のキタニストのすたみなとして

作品を紹介していきます！

北野映画に必要な「仁科貴 」「國本鍾建」の名バイプレーヤーの存在

メインキャストは前作「首」からゴールデングローブ賞受賞の浅野忠信、大森南朋、中村獅童

そして「その男、凶暴につき」から出演している白竜と豪華な布陣。

マニアとして嬉しいのが仁科貴、國本鍾建が出演している。

仁科貴は喫茶店「湖」のマスター役、國本鍾建は麻薬組織役で出演している。

この二人が登場すると北野映画感を強く感じる。

仁科貴 は川谷拓三さんの息子さん。存在、安定感が抜群。

國本鍾建は「座頭市」では浅野忠信演じる浪人の敵役、声も特徴的で威圧感あるやくざ、警察どちらでも演じる名バイプレーヤー

 

北野映画に欠かせない「音楽」

これまで久石譲のミニマムと北野ノワール、鈴木慶一の「おしゃべりではない音楽」と北野流バイオレンスを経てきたが、今回はピアニストで作曲家の清塚信也氏。

ピアノ旋律と映像とのシンクロが心地よい。

 

以下は清家氏のｘより引用。

Amazon Original映画『』音楽を担当しました。 

参加してくれた最高のミュージシャン達はこちらの方々です。 

ヴァイオリン：石田 泰尚 

ヴァイオリン：山本 翔平

 ヴィオラ：小峰 航一

 チェロ：髙木 慶太 余談ですが、 石田組長は武さん映画のファンだそうです。

作品の音楽にもぜひ注目してほしい。

 

ベネチアを意識して？映画「HANA－BI」のシーンを感じる。

この作品はベネチア国際映画祭で先行公開されたため、監督はベネチアでグランプリを獲った

「HANA－BI」を連想されるシーンを入れたのかと深読みしました(笑)

使用できる画像がないので説明をすると、1回目に殺しを終えた後、配送業者に変装し、自転車で逃走を図るシーンと麻薬の取引を行うため暗闇で車両が交差するシーンに「HANA－BI」を感じた。

 

セルフパロディー・・・実は３６年間前に

前半は北野ヤクザノワール、後半はビートたけし監督によるパロディー。

この構成については以前、TBSのバラエティー番組「ギミア・ぶれいく」の中で「刑事」というミニドラマを制作していた。その時は「その男、凶暴につき」が公開された冬？ごろ。

ビートたけしが北野刑事を演じ、敵役には今作にも登場している白竜が高田容疑者。今作と同じく前半シリアス、後半パロディー。３６年の歳月を経て、舞台はAmazonへ。

 

 

細かすぎる視点

①錦鯉　長谷川の「彫り物」に注目。

コメディ作品なのか芸人の起用が多くみられた。

「首」から続けての出演の劇団ひとり、北野映画のファンの鈴木もぐら（空気階段）、　前田志良(ビコーン！)、馬場園梓。

そして組長役の長谷川雅紀(錦鯉)スポーツジムにて無言でウォーキングマシンを歩き、その後サウナへ、そして掃除員に扮装したねずみ（ビートたけし）に水風呂で襲われた時、背中にある彫り物が。。。ぜひそのシーンを見て確認してほしい。

 

⓶トロフィー破壊シーン・・実は。

パロディー部分の椅子取りゲームに勝ったねずみ（ビートたけし）がトロフィーを金城（中村獅童）に渡すシーンで相手役の宇野祥平（薄い伊武雅刀）に罵声を浴びせるが冒頭、トロフィーが想定外にこわれてしまいアドリブでそのまま撮影した。そちらのシーンもおススメ。

 

アマレス兄弟発見できず！！

作品の楽しみの一つにエンディングロールを確認するが

出演者に「アマレス兄弟」が表示されていた。

「首」で共演した中村獅童とともに最後まで出演した芸人。しかし今作ではいまだ発見できていない。。。

 

分かった方コメントください(笑)