『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』令和5年（2023）11月3日公開

ストーリー

元アイドルの安希子は、幸せで充実した人生を歩んでいると自分に言い聞かせながら、仕事もタフにこなしているつもりだったが、ある日の通勤途中、駅で足が突然動かなくなってしまう。メンタルが病んで会社を辞めた安希子は、仕事ナシ、男ナシ、残高10万円の現実にぶちあたる。そんな時、友人から勧められたのが、都内の一軒家で一人暮らしをする56歳のサラリーマン、ササポンとの同居生活。意外な提案に安希子は戸惑いながらも、まさかのおっさんとの奇妙な同居生活をスタートさせ…！？（公式サイトより引用）

原作者いわく残高3万円だった。。（会見での発言より）

キャスト　（劇中Excelが話題だったのでExcel作成しました。）　

監督：穐山茉由
原作者：大木亜希子

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原作者：アイドル時代の大木亜希子が出演した映画。

原作者は元アイドルで「SDN48」に所属し紅白歌合戦出場をしている。

そんな原作者も映画に出演している。

うた魂♪という作品にて役名松本楓（ 七浜高校合唱部部長兼アルトパートリーダーの役）で出演。

ストーリー

高校の合唱部をテーマに描く夏帆主演の感動青春ストーリー。自意識過剰だったヒロインが、挫折を経験して“合唱”の真の魅力に目覚めていく姿をさわやかに綴る。共演はガレッジーセールのゴリ。北海道、七浜高校合唱部のソプラノパートリーダーで自分の歌声とルックスに自信満々の荻野かすみは、イケメン生徒会長から写真のモデルを頼まれ有頂天に。ところが、意気揚々と歌っている瞬間の顔を“産卵中のシャケみたい”と評され、あえなく自信喪失、退部を決意する。ラストステージのつもりで参加した夏祭りの合唱祭でも、ただ一人やる気ゼロのかすみだったが、そんな彼女の心に、番長の権藤洋率いるヤンキー合唱団の熱い歌声が響き渡る…。

一人暮らし「気まま・気楽」だけど。

安希子はバリバリ仕事をこなすキャリアウーマンだった。しかし生き急ぐあまり通勤途中の駅の階段に向かうときに足が動かなくなる。医師からは「休んでください」と言われ自宅で療養生活をする。

ひとり暮らしは気ままで気楽だけど、いざ病気をするとすべて自分でやらなくてはならず、体調もよくならない。特にメンタルを病むと一人ではなかなかトンネルの出口が見えなくなる。そのことを心配していた親友のヒカルがササポンとの同居生活を進めることで安希子の再生への道が始まる。

理想な「おじさん」ササポン。

安希子との同居生活をするササポン。安希子のまくしたてるような話を嫌がることなく傾聴して、否定も肯定もない「何気ない言葉」で安希子へ気づきのきっかけになっていた。

すこし話しがそれるがタレントの高田純次が中高年男にありがちな「説教」「昔話」「自慢話」をしないと話す。ササポンも同じで、あるシーンで安希子がササポンの昔の写真を見てしまう。スポーツカーに乗っていたことが判明したが特に自慢することなく「恥ずかしい」と話す。安希子への干渉をしないが「スイカ食べる？」など要所要所で声がけをする。自然体で居心地の良いササポン。

おじさんは腕を組み、論じだてて話すよりササポンの自然体を目指すべきではと同じおじさんすたみなはそう思う今日この頃です。

すたみなおじさんの作品感想。

 毒舌で人生を這い上がりたい「安希子」と人生半ばを過ぎた自然体な紳士のおじさん「ササポン」との心地よい新しいヒューマンドラマ。親友3人組のうらやましくなる関係性も必見です。北野作品ファンとして医師役に柳憂怜氏を起用していたのが嬉しい。 劇場で観た時のお客は全員「おじさん」。やはり元アイドルとおじさんの同居生活に興味津々なのだろう。自分も含めて。

追伸：段ボール用カッターは便利！

公開時間は116分　絶賛公開中です！

公式ホームページはこちら

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