昭和最期の日本ロケ?!「ブラックレイン」
30代の女性たちと飲み会したとき、この「ブラックレイン」を知らないと言った、えっつ!
松田優作、高倉健は名前だけ知っているって。この作品は1989年公開だから、もう昭和の終わり寸前。三十数年前になるから生まれる前の作品だから当然と思いつつ、そんな前になるのか・・・
関西ロケを敢行したハリウッド映画で大いに沸きました。
関西人ならどこか、すぐわかるところ多数登場。関西人がよろこんだ映画でした~

・阿倍野筋~阿倍野警察署
・道頓堀
・大阪府庁
・阪急百貨店前コンコース
・天満市場
・大正区の工場
・中山製鋼
・新日鉄堺
・三宮~元町
・神崎川ゴルフ
・大阪市中央市場
・南港ポートタウン
大阪にきた友人、知人たちに、道頓堀のキリンプラザをよく紹介しました。しかし今はもうありません・・・上記、ロケ地もなくなっている、あるいはリニューアルされたところが多数。
タイムマシンに乗った気分で再見しました。大阪ロケは非協力的で大阪府は組合が文句いうとか、困難な撮影環境だったらしいです。リドリー・スコットは一か月くらいで帰ってしまったそうで・・・
パトカーが走る道路、住んでた家の近くだったのに、なんで気付かなかったか・・・
日本での映画ロケはなかなか難しく、西洋人が求めるオリエンタルな景色がない!ことなどで、あまりロケされなくなったとか。 そう、東京、大阪は100年以上の建物、景色がない!!
マイケル・ダグラスとアンディ・ガルシア、高倉健が行ったクラブは外観は「キリンプラザ」です。わたしは入ったことないんですけど、高松伸デザインのビルは道頓堀のシンボルだったのに、今その界隈はたこ焼き屋とドラッグストアばっかで、外人さんたちが多くやってきています。ここは芝居小屋でにぎわってたんですけどね、あとトラ×✖のダイビングくらいしかないのです・・・
その後、フィルムコミッションなどができてロケ誘致の気運は高まったようですが、都心で大規模な撮影はできない、昭和で終わってしまったのかと・・・
主題歌「I'll be Holding On」はグレッグ・オールマン!この曲を十三ミュージックで聞きました。そこも今もうない・・・

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投稿を表示30代というと私の娘がその年代ですが公開時にはまだ生まれてない人もいるので知らないのも仕方ないでしょうね。
ジョン・ウェインとかスティーブ・マックイーンとか、さすがに知ってるだろうと思って名前を出しても「名前は知っている」程度だったりしますので時の流れは諸行無常ですね(この表現、どこかで使った気がします。)。
本作は劇場に行ったクチですね。不思議なことに大阪ロケなのにハリウッドが撮っただけで日本ではないように見えました。カメラにも意思があるのですね。
松田優作の演技は癌ということを知らなくても鬼気迫るものがありました。笑った表情が怖い場面もあり内面に持った野望がふつふつとにじみ出すように見え、高倉健の静かにおのれを律して義務を果たす姿勢と対照的で、そこもドラマを盛り上げた要素ではないかと思います。そこに感情むき出しで突っ込んでいくマイケル・ダグラスのアメリカの刑事が絡んでいたのも面白かったです。
歴史や文化を背景にした刑事ものという異色の映画でしたが、タイトルの意味を語るのが若山富三郎のヤクザの大親分というのも、なかなか奥が深い映画でした。