最高のエンタメは大げさじゃないミュージカル「えんとつ町のプペル」【後半ネタバレあり】
ミュージカル「えんとつ町のプペル」が圧巻。ついにここまで仕上げられたエンタメ。
ミュージカルの舞台がオンライン配信された。
まったく新しいアプローチでマネタイズし、
舞台装置に4億5000万を使い、ブロードウェイで育んだすべてをぶつけた作品。
私、どうしても観ることができなくてオンラインまで待たなければならなかったんだけれど
ずっと評判の良さだけを入れてきた。
とにかく衣装の色味とルビッチの表情だけ、どこを切り取っても泣けるくらい素敵な
画作りができている。
初代映画版の窪田正孝さん(プペル)と芦田愛菜さん(ルビッチ)の作り上げた
キャラクター像が受け継がれていて、細かいところにも涙が止まらない。
私、メイキングも見逃していて、
だいぶファンと距離が空いてしまったのだけれど、それでも
最高のエンタメとして楽しめた。
超ド直球のストレートをぶつける、と原作の西野亮廣さんが公言し
ずっと目指してきたものがついに完成したように思える。
作り込みとスケールのデカさが半端じゃなく
ベラールの登場の歌も最高で惹きこまれる。
エハラマサヒロさんがまさか、こんなにいい味を出して
本物のミュージカルにどハマりしているとは思わないかった。
ミュージカルというものをどこまで突き詰めているのか、
歌のテンポにも一切の無駄がなく、
例えば、熱血ロボットアニメの主題歌が流れるシーンのように
激アツに演出されている。
とにかくなにも考えずにハードルを上げてもいいから
観て欲しい。
それほどのものが一発で表現されている。
エンタメに命を賭けた舞台
世界を信じられるほどの希望と
人生や運命を捻じ曲げられるくらいのパワーがある
3980円(配信チケット)で年内見放題は安すぎるくらいだ。
サムネイルにした少年ルビッチの画を見て欲しい、
私の好きな画家「ノーマン・ロックウェル」のような温かみが全編から溢れている。
(美術に精通しているようなフリしてますがほとんど知らないけどロックウェルが好き)

さぁ、ここからネタバレあります。
ネタバレもなにも、ずっと
プペル=父ブルーノというのがバレながら進むお話。
そんなネタバレ勝負でいかないこの作品ですが、
例えば、
終盤に出てくる大きな船、
その船首のビジュアルが映画版アニメのプペルのビジュアルの想起させるところ
など泣けてしまう。
ベラールという敵を女優さんが演じているんだけれど、
その登場曲もビジュアルもカッコよすぎてファンになる。
そういえばプペルの続編の話、
西野さんがトークショーで全部ネタバレしてましたが、
実はこっちの話こそ凄まじくて、
西野が探求したハロウィンの歴史や
エンタメのすべてが詰まっていて、あらすじ聞いただけで震えた。
全部言ってたよ(^▽^;)
ベラール超重要キャラです。と、いうのを思い出した。
ファンだから加点しているように思われるといけないのですが
私、アントニオの名前もずっと思いだせず
メイキングも追ってなかったのでファンとしてはだいぶ熱量が低いはずです。
それでも本当に120点で大泣きでした。
これは相当、エンタメを読み込んで研究しているな、というのが随所に伝わってくる。
TKO木下さんや、エハラマサヒロさんが出るのも知っていたが、
芸人多いな(;'∀')、という抵抗さえあったけれど、
観た瞬間にエハラさんの巻き込み方が半端ないし、
木下さんを起用することに、ありがとう、となぜか思えるものを感じた。
長い長い長い、
プペルへの思いをファンと一緒に西野が繋いできたからこそ
見られた景色と想いがある。
もはや歴史を感じさせる。
プペルのしゃべり方なんか映画の時、西野と窪田さんが探りながら
作ったという。
ラストの星が広がる演出にはひとつひとつ、想いが詰まっている。
それを
「よってらっしゃい、みてらっしゃい」
なんて、もっとも
あり触れた客寄せでブチかますなんて、
誰が考えるだろう。
これほどの直球エンタメがあるだろうか。
最後は説明もなく、一気に幕を閉じるテンポもそうとう
研究を重ねているし、舞台ミュージカルだけの演出。
レビュー動画、ご期待ください(^▽^;)
ダメ沢直樹(ウェルダン穂積)YouTubeで映画レビューやものまねしてます⇩
https://www.youtube.com/c/welldoney
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