めちゃくちゃ口コミで絶賛されて

平日まで満席近く、拍手まで起きるという鬼太郎映画

観てきました！

 

アニメなのにミステリードラマしていて

不気味な村の情景が映画の音響と絵の美しさで見事に表現されていることに

まず驚く

 

PG12の年齢表示（12歳以下の方には保護者の助言・指導が必要）は

やや残酷な描写があること、それとめちゃくちゃタバコを吹かしていることか。

その辺りが妥協なく描かれている

 

鬼太郎が「沢城みゆき」さんであることがすごい。

出番は少ないのだけれど、

あのうまさには息をのむ。

 

「色気がある」と思っていたが、もうちょっと細かく表現すると

「澄んでいるのに震えている」声なのだ。

人間界の勝手で妖怪を討伐しなくてはいけない悲哀を

含んだ演技としてはピッタリ。物語を経たのちにより響く。

 

鬼太郎の親父、

ゲゲ郎（これはあだ名）が

中盤で墓場で酒を呑んで妻への愛情を語るシーンがあるのだけれど、

その言葉が実に良い。

 

幽霊族の妻は

「人間の弱さと愚かさ、それを慈しみ、共にあろうとした」

これがこの映画の最大のメッセージであり、

作者水木しげるさんが戦争体験から持ち帰り

鬼太郎に託した想いなのだろう。

 

鬼太郎の声優だった「野沢雅子」さんが

目玉のおやじ役になった歴史も含め、

戦争体験をまたにかけて生まれたという意味を

考える財産なのだと思う。

 

子供にも必ず刺さると思うので

ぜひ大人と語り合って欲しい（助言・指導）

（あれはねー、悟空の声をやってる人なんだよヾ(ﾟдﾟll)。そして鬼太郎は鬼滅の刃の鬼の堕姫だったんだよ・・・そこなの？(;'∀')）

 

ダメ沢直樹でした

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