ストーリー

「ウェイクアップ！ネッド」（1998年、原題：Waking Ned Devine）のサウンドトラックは、カーク・ジョーンズ監督のコメディ映画を彩るショーン・デイヴィの音楽が特徴。アイルランドの小さな村タリーモアを舞台に、宝くじ当選者を巡る村人たちのユーモラスな奮闘を描く本作を、イーラン・パイプとフィドルのケルト音楽が温かくもコミカルに演出。「Fisherman’s Blues」（ウォーターボーイズ）、「Ned Devine’s Ballad / The Witch’s Reel」、「Tullymore Polka」など、ドーナル・ラニー・バンドのナリグ・ケイシーらアイルランドのミュージシャンが参加し、アイリッシュな風情を強調。「The Lottery Begins」や「Jackie’s Theme」は、村の陽気さと企みを軽快に表現。全体として、映画のほのぼのとしたブラックコメディの雰囲気を音で体現した名盤で、単体でもケルト音楽の魅力が楽しめる。映画の笑いと涙を音で感じる一枚。