『迷宮のしおり』- SNSの私は「本当の自分」?河森正治監督×SUZUKAが描く、スマホ依存のその先。
毎日見ているスマホの画面。もし、そこに自分が「吸い込まれ」てしまったら? 映画**『迷宮のしおり』**は、現代の病とも言える「スマホ依存」をテーマに、一人の少女の葛藤と成長を描いた、非常に興味深い作品でした。
あらすじは、ごく普通の女子高生・前澤栞は、スマホの画面が割れたことをきっかけに、異世界の横浜(スマホの迷宮)へ迷い込む。そこで彼女が出会ったのは、小森と名乗るウサギのスタンプ。一方、現実世界では栞と入れ替わるように、もう一人の自分「SHIORI」が出現。SNSを駆使して自由奔放に振る舞う「SHIORI」に現実を乗っ取られる前に、栞は迷宮からの脱出を試みるが……。
「いい子ちゃん」vs「本当の自分」。二人の栞に共感
本作の核となるのは、交わることが難しい「現実のいい子な自分(栞)」と「SNS上の奔放な自分(SHIORI)」の対立です。 「どっちも自分の心なのに、二人になってしまう」 この葛藤は、SNSで自分を演じたことがある人なら、老若男女問わず誰もが「心当たりがある」とドキッとするはずです。
SUZUKAの声がハマり役!そして河森メカも健在
主役の声優を務めたのは、新しい学校のリーダーズのSUZUKAさん。映画『ゴーストバスターズ』のカバー曲などで見せた、あの圧倒的な個性が、自由奔放な「SHIORI」のキャラクターと重なります。彼女の顔を思い浮かべながら観ると、作品の味わいがさらに深まりました。 そしてもちろん、河森正治監督ならではの「変形」「ロボット」シーンも健在!スマホ世界でのメカアクションも見逃せません。
スマホ漬けの毎日に、一石を投じる作品
これは単なるファンタジーではありません。 現代、問題となっている「スマホ依存」に対して、面白い発想でメッセージを投げかける作品です。 スマホにどっぷり浸かっている人は、一度立ち止まって「スマホとの付き合い方」を見直すきっかけになるかもしれません。