アジアのニュースタンダード発信国、韓国に行きたくなる映画9選!
こんにちは!
そぜシネマです。
『映画×旅』をキーワードに国内・海外問わずテーマを決めて世界中の世界遺産と映画ロケ地を巡るのをライフワークにしています。
『今日何観よう?』のお手伝いができるように
お茶の間や映画館からつながる良質映画を厳選紹介しています。
皆さんは韓国へ行ったことがありますか?
私は大好きな国です。
学生時代のサークルで韓国の大学にも支部があり、毎年交流会と称して釜山に行ってました。
距離も近くて飛行機で2時間ちょっとなので行きやすいですね。
最近は韓流スターやソウルウッド映画が世界を席巻しており、
パフォーマンスのみならず、歌やダンス、各種映像技術のクオリティの向上ぷりはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いと感じています。
理由として映像技術の飛躍的向上や世界的スターの多数輩出など挙げればキリがありませんが、個人的に思うのは韓国映画の振り切り方が良い意味でぶっ飛んでいるのが一因かと思います。
例えば『冬のソナタ』などの恋愛モノは全員が胸キュンするシーンを余す事なく全部詰め込み、大袈裟すぎる過剰演出や盛大に盛り上げ音楽で恋愛好き層を鷲掴みに。
『新世界たち』のようなマフィアノワール系では日本映画では表現できないような残虐シーンや『トガニ』のような社会派暴露系はこれでもかと言うくらい観ていて辛いシーンを大胆に公開している作品が多いです。
要するに『平均点以上の優等生』作品ではなく『どれか一つのジャンルが飛び抜けている天才肌』タイプの作品が多いんですよね。
その反面粗い所やストーリーが弱く、過剰演出に頼っているような部分も見えますが、元々万人受けではなく、特定層にはドンピシャで刺さりまくる作品が全ジャンルで網羅されてきているので、現在は無双状態で、他の国の映画ではインパクト度は太刀打ちできないんですよね。
少し前は映倫的な制限もあったかと思いますが、それがオンデマンドメディアの到来で、監督が本気で作りたい作品を制限無く作れ、それが商業的にも成功しやすくなった媒体を最大限活かせているのが韓国映画&ドラマだと思います。
少し脱線して熱くなりました笑が、そんな韓国風味が存分に活かされて、思わず現地にすぐにでも行きたくなるような激推し作品を9つ紹介します!
1.国際市場で逢いましょう
製作年 :2014年
製作国 :韓国
上映時間:127分
監督 :ユン・ジェギュン
キャスト:ファン・ジョンミン
ジャンル:ドラマ
韓国で歴代2位となる観客動員数を記録した大作。
釜山の国際市場を舞台に、戦争から激動の時代を生きた
1人の男の生涯を描いた壮大なヒューマンドラマ。
もう号泣必至でした。
韓国映画特有の音楽や映像など
涙腺崩壊メソッドで畳み掛けてくる。
演出はほぼ「フォレスト・ガンプ」へのオマージュ。
それに「Alwaysシリーズ」も華麗に被せている部分も笑
主人公が出会う日常で知らずにヒュンダイ社長や超有名デザイナー、相撲の英雄等に影響を与えている所はフォレストガンプさながらの韓国史を観ている気がして興味深かった。
後半に出てくる、戦争で生き別れになった親子を捜索するTV番組に参加するシーン。
あの番組ほんとにあったんだろうな。
映画作品としては”傑作”に入ると思う。
2.エクストリーム・ジョブ
製作年 :2018年
製作国 :韓国
上映時間:111分
監督 :イ・ビョンホン
キャスト:リュ・スンリョン
ジャンル:コメディ
全く成果が上げられない麻薬捜査班が
犯罪組織の捜査の過程でフライドチキン店を営業することに。しかも大繁盛。
麻薬捜査とフライドチキン経営の両刀で果たして極悪組織を逮捕できるのか。
本作、なんと当時『パラサイト』を抑えて1600万人以上が鑑賞。
歴代興行収入ランキングの1位になって韓国映画史を塗り替えたとか。。
内容はドタバタアクションコメディ。全体は大味だけど小ネタは笑える。
小気味良いジョークやギャグは日本にも通じるものがあるね。
監督のイ・ビョンホンはレジェンド俳優の彼と同姓同名の別人だそう。
みてる間ずっと「俳優と監督作風イメージ変わるなあ」と思ってたぞ!
『グリーンブック』
『愛の不時着』
と合わせて
フライドチキン食べたくなる映画に
ランクインです🍗
3.ビューティ・インサイド
製作年 :2015年
製作国 :韓国
上映時間:127分
監督 :ペク・ジョンヨル
キャスト:ハン・ヒョジュ
ジャンル:ドラマ
寝るたびに人物が変わるキム・ウジン。
しかも老若男女で国籍もバラバラ。
でも中身は変わらずキム・ウジンという純粋な男性。
彼が恋をしたのはイスという家具店wの社員。
もう設定からしてぶっ飛んでるんだけど
それを泣ける形に強引にもっていくのはソウルウッド映画
ってすごいなあ、と感じた次第。
毎日変わる人格の一人に上野樹里も入っていてちょっと
テンションあがった笑。
とにかく主演のハン・ヒョジュが綺麗すぎる。
綺麗だわー。いや、綺麗。
そして最後はめちゃくちゃ泣ける。
これは韓国美女に会いに行きたくなります。
4.タクシー運転手 -約束は海を越えて-
製作年 :2017年
製作国 :韓国
上映時間:137分
監督 :チャン・フン
キャスト:ソン・ガンホ
ジャンル:ドラマ
1980年に実際に起こった光州事件を明るみにしたドイツ人ジャーナリストと行動を共にしたタクシー運転手の話。
光州事件とは朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が暗殺された後、軍部の一部勢力がクーデターを起こし、それに対抗する学生達への武力鎮圧で多数の死傷者を出したもの。
まずこの様な事件があった事に驚いた。
完全に軍部によって情報統制された中、
ドイツ人のピーターが現地取材して日本に脱出し、真相を世に出した。
そして本作は彼をガイドした名も無きタクシー運転手の話。
こ
れは素晴らしい傑作。
初めはタクシー運転手の平凡な日常を描いた話かと思ったら
光州に入ってからは雰囲気が変わりやや和やかな革命じみたドラマに。
但し軍部が突入してからは一変。
市民に対し非情な武力行使が。
観ていて辛いレベル。
ただ最後は感動的な結末に。
これが実話ベースなのがすごい。
こんな目まぐるしい展開において
ソンガンボが常に存在感を示して、「パラサイト」に続いて最高のタクシー運転手をやってのけた。
数ある韓国映画の中でもBest3に入る満足度でした。
5.パラサイト 半地下の家族
製作年 :2019年
製作国 :韓国
上映時間:132分
監督 :ポン・ジュノ
キャスト:ソン・ガンホ
ジャンル:サスペンス
タイトルの通り、あるものがあるものにパラサイト(寄生)していくお話。その“あるもの”は家族。半地下に住んでいる貧乏家族がIT会社経営の富豪家族にパラサイトしていく。ストーリーとしてはこれだけの話だがすごいのは“プロセス”。身分差が大きく、出会うことのない各家族がいかに出会い、侵食していくのかが秀逸。いつのまにか一人残らずパラサイトを終えるのがホラー。ただこの映画はこれまでが序章。この先の話は奇想天外。後半は開いた口を塞ぐのに小一時間かかったわ。ネタバレ、ダメ、ゼッタイな作品。
アカデミー賞主要部門総なめ。
一言で言うと、
アメリカ以外で一番面白かった(国際長編映画賞)だけでなく、
アメリカ含めても一番評価され(作品賞)、
面白かった(脚本賞)ということ。
つまり、今年”世界”で一番面白かった映画の頂点が
『パラサイト』に。
アジア映画が作品賞を獲ったのは史上初。
アジア映画史にとっても歴史的な快挙。
ポンジュノ監督のスピーチがまるでドラマ。
映画学校でマーティンスコセッシについて学び、リスペクトし、最後は同じくノミネートされた彼を今回は越えて見せた。
素晴らしい完成度の高さ。
6.スウィングキッズ
製作年 :2018年
製作国 :韓国
上映時間:133分
監督 :カン・ヒョンチョル
キャスト:D.O. パク・ヘス
ジャンル:ドラマ
1951年、朝鮮戦争中の捕虜収容所を
舞台に、対外イメージ向上のために
結成されたタップダンスチーム。
北、南、無国籍、中国、米のメンバー
からなる彼等はスウィングキッズ
として各々の事情を胸に
練習を重ねていくが。
ストーリーは重く、深い。
ただそれを打ち消すほどの
スウィング音楽とタップダンスがお見事。
当時の各国のイデオロギーの犠牲者を
上手く表現されていた良作。
7.新しき世界
製作年 :2013年
製作国 :韓国
上映時間:134分
監督 :パク・フンジョン
キャスト:イ・ジョンジェ
ジャンル:マフィア、ノワール
韓国ノワールの傑作。
最大マフィアに潜入捜査している警察官と彼を慕う若頭。そこに組長が暗殺されて熾烈な権力争いが勃発するが。。
この手のマフィアものは本当に韓国は骨太で強い。
商業主義のぬるい日本映画や検閲だらけの中国映画と違って各々のジャンルに対し振り切って映像化してくれるのが韓国映画の凄さ。
マフィアと警察の権力争いはインファナルアフェア
全体的に蒼みがかった映像と無音の効果演出はアウトレイジ
杯交わした兄貴分の人情劇はチング
と本作は良い具合に上記の国の映画の良いところを取り込んでいる。
観るべき。
8.愛の不時着
製作年 :2019年
製作国 :韓国
1シーズン全16話
脚本 :パク・ジウン
キャスト:ヒョンビン、ソン・イェジン
ジャンル:恋愛、コメディ
Netflix 限定韓流ドラマ。
毎日妻が夜な夜な号泣してるので気になって観るもハマらず。
我慢して何話か観てたら後半どハマった。
主人公二人の完璧感と北と南の日常風景と文化描写。
ストーリーは言わずもがな素晴らしいですが、無性にクリスピーチキン頬張りながらソジュ飲みたくなる中毒性が。これは俺でも韓国飛んで聖地巡りしたくなるわ。
9.冬のソナタ
製作年 :2002年
製作国 :韓国
1シーズン全20話
脚本 :ユン・ウンギョン
キャスト:ペ・ヨンジュン、チェ・ジウ
ジャンル:恋愛
高校生のユジンは、母と妹の3人家族。
亡き父の親友の息子、サンヒョクとは幼なじみで、同じ高校に通っている。
昔から隣でユジンを見てきたサンヒョクは、ユジンにひそかに想いを寄せていた。
そんなある日、ユジンは嵐の転校生チュンサンにぞっこん。
そして惹かれ合わずにはいられなかった2人。
ユジン・サンヒョク・チュンサンとの甘く、切なく、そして儚い恋愛物語を描いたドラマ。
アジア圏の女性たちを虜にした国宝級ドラマ。もう20年経つんだね。今見ると時代を感じるが色褪せない。ここからTHE韓国ドラマクオリティが始まった記念碑的な作品
いかがだったでしょうか
是非上記を観て魅惑の韓国へ行ってらっしゃい!
またあなたの韓国に行きたくなる映画、コメント欄で教えてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
過去のコラムはこちらのバナーをクリックするとみれます。
Instagramはこちらから。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示ビューティーインサイドの主演女優、ほんとに綺麗でしたよね。。今度紹介して下さい、名古屋まで会いに行くので。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示