k.a
2025/09/09 21:56
リーヴィング・ラスヴェガス / サントラ 洋画オリジナル
マイク・フィギスの「リーヴィング・ラスヴェガス」のオリジナル・サウンドトラックは、ネオンの夜に魂が沈むような、切なくジャジーな音の彷徨。マイク・フィギス監督のダークなラブストーリーに寄り添い、サックスの哀愁漂う響きとピアノの孤独な滴りが、ニコラス・ケイジとエリザベス・シューの破滅的な愛を抽象的に描き出す。ブルースとジャズのざらついたメロディが、ラスベガスの虚飾と絶望を静かに包み込み、抑制されたビートが自暴自棄の足音をそっと煽る。弦楽の柔らかな波は、刹那の絆と救済の希望を静かに抱きしめる。TSUTAYA DISCASでこのディスクをレンタルすれば、夜の果てで心が揺らぐ、退廃的で切ない音の物語が広がる。
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