【後半ネタバレあり】映画「片思い世界」は「ガンダムジークアクス」級に即映画館
広瀬すず、杉咲花、清原果耶のトリプル主演「片思い世界」
初期の予告を見た時に、あぁ、絶対行こう！と思っていたが忙しく、
観れたのが公開一週間後。
口コミの☆が高い、以外はなにも情報がなかった。
ネタバレなしで行きたい。
私は、泣きまくったのだけれど、
泣かせ映画、かというと、
実は多面的な見方ができて、
「ここで泣く」というよりは、人によって、どこで泣いてもおかしくないように作られている演出が
実は深い。（これは観終わって、考察しているとわかってくる）
主演３人の「画力（えぢから）」がとにかく美しく、
どのシーンも輝きを放っている。
これは必見。たとえ映画の方向性が合わなくても、これだけは画として素晴らしい。
演技も
「あの眼つき」「あの言い方」
随所に唸るような名演技が出てくる。
エンドロールで「横浜流星」が出ていたことを知り
え？ またも「正体」！！！！
と別に隠していなかったのだけれど、わからなかった。
（いや豪華すぎるヾ(ﾟдﾟll) あの人って、カメレオン俳優なのか）
CASTに書かれていない、
一人も実はエンドロールで明かされる。
（これはおまけか、サービスか）
オリジナル脚本で
「坂本裕二」さんであることもエンドロールで僕は知った。
なるほどー、近年泣かせ系のイメージのあるあの人が・・・。
やってくれたなー。
（「怪物」もめちゃ良かった）
と、私、結構観たい映画でもまったく知らずにみることも多い。
（おい、シネマニストヾ(ﾟдﾟll)
今回はそれが良かった、
ということでとにかく、映画館へ行こう
観に行った人で座談会でもしたくなるような素敵な映画。
小難しい理屈で構えずみられる人に向けるならば最高の映画。
驚きの感動が待っていることを、これから観る人に期待したい。
口コミと賛否でまだまだ
この映画爆裂しそう！
ぜひ、映画館で見届けよう！！！
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
下にネタバレありレビュー
さぁ、ここからはネタバレあり。
なるべく慎重に簡潔に言葉を選びたい。
いやー、まさか、
え？！そっち！！？
と衝撃の展開が待っている。
違和感や伏線が大胆に仕掛けてある。
わかった瞬間に泣いていい展開。
（ここで無理に泣かせていない点に注目したい）
ホラー映画を観て
「揚げ足を取らないの。」
と案外この映画全体のことをいっているのがおもしろい
ラスト付近までこの
貞子のような映画の幽霊との対比が響き続ける。
すげーと思ったのが
３人が現実世界をテキトーに当たり前に生きている人たちを
みている眼差し。
あれが本当のリアル「恨めし屋～」なのだ。
そっちで泣かせる設定をぶつけ、
トンデモの方向性に希望を見出す、
がハッピーエンドにしないところも、
抑えが効いている。
続編でも作るのか？と思った。
と、いうより、役者も全員歳を重ねるわけだから、
１０年後とかに、あって欲しい。
トンデモ設定にしているのに
自分たちを殺した犯人が釈放され、
そこに会いに行く、という展開もちょっと泣かせ系とは
思えない驚き。
あらゆる点で、あれをよく映像化できるなーと思う。
会話劇だけで終わらせずに、青年が激昂して
刃物で追いかけてくる、という凄まじい展開。
こんな要素まで入れてくるのか。
犯人の事情がわからない点もあり、
ここは映画的勧善懲悪で好みが分かれると思う。
じゃあ破綻してるかというと、
警察と救急車が来ている場面があることから、
画面に出てこない運転手は下りずに電話をかけていた、ことがわかる。
つまりギリギリ破綻しないリアリティを保ちつつ、驚きの展開にしている。
つまり物語を破綻させるとしたら観る側に寄る。
杉咲花さんの
「私は三日月」
とクッキーを指さす時の、言い方の破壊力がすごい。
観測できていない世界が無数にある、ということから
死人が住むレイヤー世界があるというのはさすがに無理やりすぎるにしても
生きることができない人間が
日々の些細なことに憧れ、
見てくれているのだとしたら、
この視点とメッセージが良い。
この映画、まだまだ口コミと賛否で爆発的に
人気が出そう
ダメ沢直樹（ウェルダン穂積）でした！
ーーーーーーーーーー
#映画好きと繋がりたい #Discoverus
でした！
Discover usはTSUTAYA DISCASが運営する
映画ファンコミュニティです。
で
コメント、いいね、イベントなどご一緒しましょう！
目指せ、日本一の映画コミュニティ(´▽｀*)
記事執筆のシネマニストも募集中！
共有する
