村松健太郎
2025/06/26 07:53
事実と真実『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』
タイトル通り、ある真実が事実に変わっていく様を描くサスペンス。法廷劇であり会話劇でもあります。
全く違う二つの側面から事象が描かれるためにメインキャストは同じ人物でありながら全く違う性格の持ち主てとして登場しているため、出演陣は一人二役と言ってもいい演じ分けを見せています。特に対立する二人を演じた綾野剛と柴咲コウのテクニックは見事の一言です。
前半と後半で全く違うのでメリハリが効いていない来ないと映画に物語の波に乗れないこともあるかと思いますが、そこは三池崇史、流石の手腕を見せてくれます。
共演陣で言えば小林薫の飄々とした弁護士キャラが最高でした。
©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会
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