【アマゾンプライム】【ネタバレなし】私の夫と...

【アマゾンプライム】【ネタバレなし】私の夫と結婚して＜日本版＞

個人的な事情からちょっと投稿をお休みしていたのですが、やっとここにきて佐藤健さんの作品が目白押しなので、再開です。

『私の夫と結婚して』＜日本版＞

2025年6月27日よりAmazonプライムビデオで配信が開始されていて、先日7月25日で全10話の配信が終わりました。

**（c）2025. CJ ENM Japan / STUDIO DRAGON all rights reserved**

2024年に韓国で同タイトルでtvNで放送されて、かなりの話題になった人気作品です。

ウェブ小説が原作で、日本版はリメイクと思われがちですが、実はほぼ同時期に韓国版と日本版の企画がスタートして諸事情により、日本版が2025年になったとのことです。

なので、日本版が韓国ドラマのリメイクではなく、完全に同じ原作から作られた日本版なのです。

あらすじとしては、癌で入院中の余命わずかな主人公：美紗（小芝風花）が一時退院の際に帰宅すると夫の友也（横山裕）と幼馴染で親友の麗奈（白石聖）がベッドで過ごしている所を発見、そこから美紗は二人にマンションの上階から落とされ殺されてしまいます。

しかし、目が覚めるとそこは10年前のオフィス。どうやら死亡した時からタイムリープして10年前に戻ってしまったらしい。美紗の二度目の人生が始まります。

その時に一度目の人生では関わりがなかった部長の鈴木亘（佐藤健）が美紗の人生に関わってきます。

そこから美紗は新たな人生を歩む事なり、それまでの不幸な人生を幸せな人生にするための生き直しが始まりまる、復讐ラブストーリーです。

この作品は日本で撮影され、舞台も日本なのですが、監督は「ザ・グローリー」などを手掛けた韓国のアン・ギルホ監督、脚本は「１リットルの涙」大河ドラマ「花燃ゆ」「凪のお暇」などを手掛けた大島里美さん。

なので、完全に日本のスタッフというわけではなく、韓国の色も少しある？

韓国版の部長役の方（ナ・イヌ）がすごい長身でかっこよかったので、「佐藤健はちょっと違う」などとの声もあったのですが、始まってみるとそこは我らが健さん。低く、落ち着いたトーンの甘い声とルックスで世間を魅了！

そしてすべてに於いて美紗を見守って、さり気なく手助けしていく様子に視聴者のキュンキュンは止まらない！！！

更に2話ずつの配信で、「ここで終わってこの先が気になる！」という配信の仕方でじわりじわりと話題に！

配信が始まってからは常にAmazonプライムビデオの1位を独占。

回が進むにつれ、じわじわと観る人が増えていき、韓国でも視聴が増えSNSの投稿も増えていき、話題もじわじわ。。。

そして、回が進むにつれ、佐藤健扮する鈴木亘部長に沼る人が続出！

韓国版が16話に対して日本版は10話とコンパクト。

物語の展開も怒涛で一昔前にあった“ジェットコースタードラマ”

息をも着かせぬ展開にどんどん引き込まれます。

私は韓国版も観たのですがかなり時間的に余裕があるからかちょっとなくてもいいかなというシーンがチラホラありました。登場人物も多く話が複雑に入り組んでいます。

私が日本人だから、ということもありますが、韓国の風習に慣れていなくて感情表現もかなりオーバーで表現豊かなのでたまについていけず、ちょっと引いてしまう事もありましたが、日本版はやはり、感情移入もしやすく、風習も納得。過去の時代を表現するのに、2015年に流行ったものがラグビーだったり、東京オリンピックに向かって社会が動いていたことなどが出て来て、時間経過の理解がすんなり入ってきます。

そういう面でも日本版は観やすかったです。

そして登場人物の設定や描き方、背景などが丁寧に表現されて、解りやすく、復讐劇だけにフューチャーせず、感情移入しやすかったです。

佐藤健さんのコメントにもありましたが、登場人物が魅力的であることがドラマに於いて重要だと語っていて、如何に登場人物に感情移入できるか、二人に幸せになってほしいと思えるかということがドラマを盛り上げる鍵となるかと思います。

その点に於いて、美紗のひたむきさと会社の同僚と協力していく様子や対して、麗奈と友也の振り切ったヴィランっぷりが視聴者の美紗と亘の二人の幸せを願う気持ちを増殖させていったような気がします。

自信のなかった弱い過去からどんどん生き生きとしていく美紗を演じる小芝風花さんと