「愛に愛した結果…」エドワード・ヤン監督『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』を観た
「愛に愛した結果…」エドワード・ヤン監督『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』を観たこの作品は壮大だ。何が壮大かというと一見ちいさなテーマを扱っているようにみえて、その含むところは人間の本質性に迫っている所だ。 不良少年たちの話ではある。青春期の恋愛の話でもある。でも、これは、、とても他人事とは看過出来ない身近なお話でもあるのだ。 愛が愛を越える時、人は過ちを起こす…、そして、その
召使はみた、マフィアの女の悲劇
召使はみた、マフィアの女の悲劇「上海ルージュ」 原題:揺啊揺,揺到外婆桥1995年公開 109分制作国:中国・フランス監督:チャン・イーモウ音楽:チャン・クワンティエンキャスト:コン・リー、リー・パオティエン他「あの人は私の歌を好きだと言った」 はじめに言っておくと、ラブストーリーではありませんただし、この台詞はとても重要な言葉