石井裕也監督作品らしい死生観が感じられる手が届きそうな近未来ヒューマンドラマ『本心』
石井裕也監督作品らしい死生観が感じられる手が届きそうな近未来ヒューマンドラマ『本心』■本心(c)2024 映画『本心』製作委員会《作品データ》平野啓一郎原作の小説「本心」を『舟を編む』や『愛にイナズマ』を手掛けた石井裕也監督が映画化した近未来の日本を舞台にしたヒューマンドラマ。主人公・石川朔也は工場で働きながら母・秋子と暮らしていたが、ある日、豪雨の中川べりに佇む秋子を助けようとす
2024年に観た映画(41) 「ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ」
2024年に観た映画(41) 「ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ」「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」の撮影に密着した、メイキング兼プロダクション・ノート的作品。鈴木祐介エグゼクティブプロデューサーの口から語られる本シリーズ誕生のきっかけに始まり、ドラマ・パートは阪元裕吾監督、アクション・パートは園村健介アクション監督と役割が二分された中で進む過酷な撮影のプロセ
池松壮亮と前田敦子が光る宮崎出張のガーリー殺し屋アクション映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』
池松壮亮と前田敦子が光る宮崎出張のガーリー殺し屋アクション映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』■ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(c)2024「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」製作委員会《作品データ》『ある用務員』『最強殺し屋伝説国岡』『グリーン・バレット』など、殺し屋コメディ映画というジャンルを作り続けている若き異才・阪元裕吾の代表作『ベイビーわるきゅーれ』の第3弾にあたるアクション
2024年に観た映画(39) 「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」
2024年に観た映画(39) 「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」ちさと&まひろの殺し屋ペアの活躍(?)を描いた本シリーズも3作目。今一番新作公開を楽しみにしている作品でもあります。2021年7月に公開された第1作の完成度の高さに対し、2023年3月に公開された2作目では格下相手のバトルに色々とツッコミどころや綻びが見て取れた。先ずはこの第1作を観ない事には始まら
イズム健在!!『ベイビーわるきゅーれナイスデイズ』
イズム健在!!『ベイビーわるきゅーれナイスデイズ』髙石あかりにとっては地元凱旋となる宮崎を舞台にしたシリーズ第3弾。メインの二人を筆頭にどんどん売れっ子になっていくのでいつまでシリーズが続いてくれるのかと思いますが、とりあえず今作が出来上がってよかったです。キレのあるアクションとその合間の緩い会話のメリハリが今作も健在で、楽しかったです。今作では池
2024年に観た映画(37) 「ぼくのお日さま」
2024年に観た映画(37) 「ぼくのお日さま」北の辺鄙な地方都市を舞台に、元フィギュアスケートのスター選手荒川(池松壮亮)とその教え子さくら、荒川が声を掛けたタクヤの3人の、少しだけ時計の針を巻き戻したひと冬の物語。キャストの紹介文を読むと、タクヤは小6でさくらは中1。「小さな恋のメロディ」のダニエルとメロディを例に出すまでもなく、この年頃は子
切なく、淡く、瑞々しい『ぼくのお日さま』
切なく、淡く、瑞々しい『ぼくのお日さま』前作が好印象だった奥山大史監督の待望の最新作。フィギュアスケートを題材にした映画ですが、競技についてというよりはそれを介して交わる3人の物語になっています。何よりメインの二人を演じる越山敬達と中原希亜良がみずみずしく印象深いです。演技については本作がほぼほぼ初めてとのことですが、見事な演技でした、今
紙の月 「架空な幸せ」
紙の月 「架空な幸せ」紙の月 令和26年(2014)公開 ストーリー角田光代の同名ベストセラーを宮沢りえ主演で映画化したヒューマン・サスペンス。ごく平凡なアラフォー主婦が、若い男との出会いをきっかけに巨額の横領に手を染める転落の道行きを描く。共演は池松壮亮、大島優子、小林聡美。監督は「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八。