【蔵出しレビュー】強盗VS最強盲目爺さんによるスリラー!『ドント・ブリーズ』
※9月6日から公開のフェデ・アルバレス監督作品『エイリアン:ロムルス』にあわせて、フェデ・アルバレス監督の過去作品のレビューをUPしました。尚、文章は公開当時のものを一部加筆・訂正したものです。
■ドント・ブリーズ
《作品データ》
サム・ライミがプロデュースを手掛ける新たなるスリラー映画! 主人公のロッキーは恋人のマニーと友人のアレックスと共に大金を持つ盲目の老人宅に強盗に入る。ところが、そこで思わぬ出来事が3人を待ち構えていた。ロッキー役にリメイク版『死霊のはらわた』のヒロインを演じたジェーン・レヴィが演じ、他ディラン・ミネット、ダニエル・ゾヴァット、スティーヴン・ラングが出演。監督はリメイク版『死霊のはらわた』のフェデ・アルバレス。
・TOHOシネマズ みゆき座他全国ロードショー中!【PG12】
・配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
・公式HP:http://www.dont-breathe.jp/
《『ドント・ブリーズ』レビュー》
サム・ライミがプロデュースで、リメイク版『死霊のはらわた』のフェデ・アルバレスが監督・脚本・製作とくれば見る前から100%ホラー映画かな、と思いきやホラーというよりはスリラーと言った方が適切かな。
いずれにせよ、
とてつもない暗闇からの恐怖を見せてくれた!
ずばり、テレンス・ヤング監督作の『暗くなるまで待って』の応用で、強盗3人と盲目の住宅の主という所までは同じだが、その盲目の主が元軍人とあってとてつもなく強いというもの。ミッシェル・モナハン主演の『ブラインド・フィアー』のようにそのまんま『暗くなるまで待って』のオマージュのような作品はいくつか思い浮かぶが、襲う・襲われるの関係が『暗くなるまで待って』とは逆になったパターンは新鮮。
聴覚をフルに活かして、自分の家に押し入った強盗3人を襲うが銃にしろ、素手での攻撃にしろ盲目の老人とは思えぬ恐るべき強さで、しかも暗い中から襲って来るので確かに怖い。それと、中盤から出てくる老人が飼っている犬がとてつもなく獰猛でこれまた恐怖になっている。
強盗に入る設定、バックボーンもしっかりしている。かつてはアメリカの車産業の中心だったが寂れてしまったデトロイトで、その街から出るための逃走資金としての強盗。湾岸戦争で目を負傷した元軍人の老人など、設定が細かい。加えて、盲目の老人を単に被害者というだけでなく、ある要素を加えたことで恐怖が増幅している。さらに、逃げる側にも“欲”の概念を織り交ぜ、ストーリーに含みを持たせている。
強い盲目の男を見て『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のドニー・イェンと被る方も多いであろうが、シンプルな設定で最大限の恐怖を見せてくれた。怖さの要素の大半がバイオレンスなので強引さも否めない。
しかしながら、
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投稿を表示この爺さんだけは、絶対に怒らせてはいけませんw😂😂😂
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