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私の好きな映画

午前10時の映画祭で観たい映画!それがシネラマだ!

これがシネラマだ!

1950年代より映画は大型画面化が進みました。

70ミリ、シネラマ、D150などいろんな方式がありましたが、

シネコン化され、それらは全滅しました。

現在のラージフォーマットはIMAXくらいですかね。

 

 

このロゴを見ると、ワクワクするものがありました。

いまのスクリーンはフラットですが、このシネラマ、70ミリ対応のスクリーンは湾曲してまして、

これで立体感を出していたのでした。

 

日本ではシネラマ対応の映画館は4館しかなくて、

東京、大阪に1館づつ、名古屋に4館あったようです。

他に70ミリスクリーンの劇場は多々ありました。

これらの劇場はキャパも大きく1000人規模の座席数がありました。

劇場時代は入れ替えなしの自由席が基本で、

大劇場は入れ替え制ありの一部指定席になっていました。

 

シネラマ装備のある大阪、OS劇場は完全入れ替え、全席指定席で入場料も高いのでした。

 

正式シネラマ作品は少なくて…

シネラマは35ミリを3本の映写機を映写するスタイルです。

撮影においても3本のカメラを同期したレンズの大型撮影機を使用しています。

 

当初は環境、記録映画がほとんどで、

純なシネラマ劇映画は「西部開拓史」だけなんです。

「西部開拓史」のDVDを見てもらうと画面に二つの継ぎ目があります。

これがシネラマ方式の欠点でした。

その後、70ミリのパナビジョンカメラで撮影されていきます。

 

in CINERAMAとクレジットされた作品は

「世界の七不思議」

「おかしなおかしな世界」

「サーカスの世界」

「ラファイエット」

「黒いチューリップ」

「偉大なる生涯の物語」

「ビッグトレイル」

「バルジ大作戦」

「カーツーム」

「カスター将軍」

「2001年宇宙の旅」

「グラン・プリ」

「北極の基地 潜航大作戦」

「ジャワの東」

「ソング・オブ・ノルウエイ」

「美しき青きドナウ」

そして「ヘイトフルエイト」

 

この他にもあるのですが、日本で公開されたのか確認できないので割愛します。

 

アメリカのシネラマシアターは2001年に閉館されています。

しかし保存会などがあり、博物館やイベントでシネラマ上映会などを開催しているようです。

 

大型劇場は効率が悪くて…

大作が上映されるものの、そうそうそんなに大作はありません。

実際、疑似70ミリ作品も多くありました。

「レッド・サン」「パピヨン」「ゴッドファーザー」など。

35ミリで撮影したものをブローアップしてるので、画像はよくありません。

そうやって、大スクリーン劇場の運営を維持してきました。

しかし、客がはいらない状態にあると、

オオバコ劇場は運営が厳しくなっていきます。

OS劇場の末期は日本映画とか、

そんな大型画面で見なくてもいいような作品がかかっていました。

サントリーのペンギンの映画なんぞ…

ラス前に観たのが「ゴースト ニューヨークの幻」。

これは超満員でした。スクリーンはフルサイズでなく、

35ミリフォーマットになってて、悲しかったです。

 

さようなら上映では「ベン・ハー」を観ました。

これこそ、この劇場に相応しい作品でした。

1991年に閉館、その後松竹座、南街劇場など

大型スクリーン劇場は姿を消していったのでした…

 

 

シネラマ作品「グラン・プリ」!

70ミリ、シネラマで観れなくても、スクリーンで再度観たい作品としてこれを挙げます。

F1レーサーの群像劇で、モナコ・グランプリから始まり、イタリア・グランプリまで、

レーサーたちの戦いとその葛藤描かれています。

レース模様を数百台のカメラで撮影され、実際に俳優たちに運転させ、

リアルなレースシーンが描かれています。

テレビでしか見ていないので、スクリーンでぜひ観たいものです。

 

世界のミフネ、ハリウッド初登場!

海外で最も知られる日本人俳優、三船敏郎の最初にでたアメリカ映画です。

同じ頃に「007は二度死ぬ」のオファーがあったらしいのですが、

フジヤマゲイシャ的な日本人描写を嫌い、本作品を選びました。

そのおこぼれにあずかった丹波哲郎は三船に感謝するとして、

その後来た海外のオファーを三船に譲ったと発言しています。

何の映画だったか、覚えてません…

 

アメリカ映画ですが、フランス、イタリア、イギリス人俳優が登場する多国籍作品で、

公開国に合わせて、主人公が違うらしいんです。

日本は三船敏郎が「ヤムラ」という自動車メーカーの社長に扮して、

アメリカ人ドライバーのジェームス・ガーナ―と組んでF1に挑む、

アメリカ版になります。

上記のポスターどおりです。

 

浜村淳によると、スティーブ・マックイーンが名乗り出たようです。

マックイーンの車好きは知られるところなのですが、監督のジョン・フランケンハイマーは、

「わたしに必要なのは演技者だ」と言って断ったらしいんです。

当時、ジェームス・ガーナ―もトップスターだったのですが、

三船敏郎とマックイーンの共演だったら、この作品の価値はどうなってたでしょうか?

 

マックイーンはその後自身のプロダクションで「栄光のル・マン」を製作しました。

 

レース・シーンの迫力ある映像とともに、その音響もスクリーンで味わいたいものです。

 

サブスクで見るのはやめてスクリーンで観よう~

先日、アカデミー賞が発表されました。

アメリカではてんで盛り上がってないようです。

サブスクなどでおうちで見れる作品が多いため、

劇場に行かないそうです。

映画大国のアメリカは、劇場での興行が落ちていってるらしんです。

アカデミー賞を獲得しても、劇場がにぎわうという、

盛り上がりがないのです‥‥

 

Amazonが007の版権を取得しました。

アカデミー賞で、皮肉る演出がありました。

007もスターウォーズのような末路になることを案じております。

とにかくスクリーンで観よう~

公開を望みま~す~

 

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1 件の返信 (新着順)
豆くん
2025/03/06 17:47

2001年宇宙の旅とヘイトフル・エイトは数回見ました。考え深い、良く作られた名作だと思います。