DISCASレビュー

映画『ロングレッグス』（2024年、オズグッド・パーキンス監督、マイカ・モンロー＆ニコラス・ケイジ主演）は、1990年代のオレゴンを舞台にしたサイコホラー・スリラー。FBI新人捜査官リー・ハーカーが、家族殺しの連続殺人事件を追う。現場には「ロングレッグス」と署名された悪魔崇拝の暗号文が残され、リーの直感と千里眼が鍵に。調査はオカルト的要素と彼女の過去に繋がり、ニコラス・ケイジ演じる不気味なロングレッグスの怪演が恐怖を煽る。低予算ながら全米興収128億円を記録し、ネオンの最高傑作に。視覚的スタイル、暗い音響、マイカ・モンローの繊細な演技が絶賛されるが、終盤の急展開や曖昧な結末が賛否両論。