DISCASレビュー

『はたらく細胞』（2024）は、清水茜の漫画を原作に、永野芽郁（赤血球）と佐藤健（白血球）がW主演を務める実写映画。監督は『翔んで埼玉』の武内英樹。高校生・漆崎日胡（芦田愛菜）と父・茂（阿部サダヲ）の体内を舞台に、赤血球や白血球が細菌やがん細胞と戦う姿と、親子の人間ドラマを並行して描く。原作と『はたらく細胞BLACK』を融合し、細胞たちのコミカルな活躍と特撮風のバトルが魅力。血小板（マイカ・ピュ）の可愛さや、片岡愛之助やFukase（SEKAI NO OWARI）演じる細菌のクレイジーさが話題。Official髭男dismの主題歌「50%」が感動を盛り上げる。ただ、CGのチープさやストーリーの詰め込みすぎが一部で指摘される。興行収入62億円突破の大ヒットで、笑いと涙と学びが詰まったエンタメ作品。