2023年の良かった洋画3選+α
年内公開の映画を見終わって整理して今年の良かった洋画3選を選び終わりました。
今年は意図的に見る本数を絞ろうとあれこれ頑張って400本を切ることができました。よかった。
一本目は何と言っても『バービー』。
日本だけなぜか不発でしたが、世界的に大ヒットした一本。賞レースも中心となっていくのではないかなと思います。
マーゴット・ロビーがプロデューサーも兼任していてグレタ・ガーウィグが監督ということでただのお人形の冒険譚で終わるわけはないと思いましたが、ここまで笑いとメッセージ性の両立をここまで高いレベルで仕上げて来るとは思いませんでした。
二本目は韓国映画の『別れる決心』。
パク・チャヌク監督がカンヌで監督賞を獲ったラブサスペンス。こういう濃厚な犯罪劇は韓国映画の得意ジャンルといった感じですが、今作はさらに頭一つ抜けました。事件の真相とは別のところにある犯罪の先を描いた一本ですね。
3本目は『ザ・フラッシュ』
『ブルー・ビートル』が日本劇場未公開、MCUの『マーベルズ』が北米でも大苦戦と、岐路に立たされているアメコミ映画から一本。今作もまたその評価とは裏腹にビジネス面では苦戦しました。DC映画は来年初頭の『アクアマン失われた王国』でもって一区切り、ジェームズ・ガン監督による新たなユニバース展開が予定されています。マーベルも俳優組合のストライキなどもあって映画は『デッドプール3』だけとなる予定。この15年ほど大きな存在感を見せ続けてきた”アメコミヒーロー映画”はどうなっていくのでしょう。
以下順不同で『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』、『ハント』、『フェイブルマンズ』、『ミッション:インポッシブルデッドレコニング』、『不思議の国の数学者』、『パール』、『サンクスギビング』となります。コロナ禍が落ち着いてやっとハリウッドが動き出したと思ったら、ストライキがあって多くの作品のプロモーション活動に支障が出てしまったのはもったいなかったですね。