カッツ
2026/01/12 08:29
マラヴィータ
2013年/リュック・ベッソン監督、製作総指揮:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズ
アメリカとフランスの合作によるこの作品は、コメディなのかサスペンスなのか、観ている間ずっと揺さぶられる独特のトーンを持っている。殺人シーンは妙にシリアスなのに、同時に思わず笑ってしまうような軽さもある。そのアンバランスさが、むしろ作品の魅力になっている。
主人公一家は、マフィアの内情を暴露して組織から追われる身となった元ボス一家。FBIの保護下で、ひっそりと身を潜めて暮らすはずが、気に入らないことがあると、つい昔の“マフィアの癖”が出てしまう。爆破、暴行、脅し……本来なら重い犯罪行為なのに、ベッソンの手にかかるとどこかコミカルで、観客は苦笑しながら見守ることになる。
シリアスとユーモアが絶妙に混ざり合い、デ・ニーロ一家の暴走ぶりが妙にクセになる一本だった。
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