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京介 バッジ画像
2025/07/13 13:52

三国志 第二部・長江燃ゆ!

三国志 第二部・長江燃ゆ!

 1993年 日本

スタッフ

 監     督:勝間田具治

 脚     本:笠原和夫

 プロデューサー:荻野豊太郎、勝間田具治

 製     作:吉成孝昌、岡田 裕介

 企     画:吉成孝昌、湯沢正二

 監     修:舛田 利雄

 音     楽:横山 菁児

 作 画 監 督:角田 紘一

 美 術 監 督:椋尾 篁、窪田 忠雄

 撮 影 監 督:相磯嘉雄

キャスト

 渡哲也(曹操孟徳)、あおい輝彦(劉備玄徳)、青野武(関羽雲長)、石田太郎(張飛翼徳)、

 山口崇(諸葛孔明)、柴田秀勝(孫権)、潘恵子(麗花)、杉山佳寿子(秀蘭)、

 堀秀行(趙雲)、中田 浩二(張遼)、八奈見 乗児(劉表)、田中 康郎(袁紹)、

 出口博文(龐統)、屋良 有作(周瑜)、野田 圭一(糜竺)、田中 亮一(徐庶 )、

 中西 妙子(玄徳の母)、ほか

 

一八〇〇年前、三国分立時代の中国。《魏》の実質的支配者・曹操の下に身を置かざるをえない状態の劉備、関羽、張飛の三人は謀反を気づかれ、バラバラになってしまう。関羽は曹操の部下・張遼の勧めに従い、劉備の妻・麗花ともども劉備の所在が分かるまでという条件つきで曹操に仕えた。

一方、劉備は北国の雄・袁紹のもとに亡命し、

一時は関羽と敵味方に分れて戦うが、関羽は

麗花を伴い命がけの脱出を強行し、義兄弟は再会、南の荊州へ赴き新野城を任せられる。久々の平穏な日々、その中で劉備は“臥竜”と呼ばれる軍師・諸葛孔明を三顧の礼で迎えた。

やがて曹操は劉備を亡き者にすべく大軍を派遣、劉備たちは民衆を連れて南下、その途中で麗花を失い、皆疲労困憊していた。孔明はこのピンチを乗り切るには、追いかけてくる曹操軍と《呉》の国とを戦わせるしかないと自ら《呉》へ赴き、支配者・孫権をけしかける。

かくして“赤壁の戦い”が始まった。長江を埋めつくす一〇〇万の曹操軍の舟は、おりからの東南の風で炎上、大破していく。《呉》の勝利であった。曹操は命からがら逃げ落ち、義を重んじる関羽はこれを救った。その後劉備は荊州を

奪還し、勢いを得て《蜀》の国へ向かっていった。

「三国志」第二部は、三顧の礼〜赤壁の戦いまでが描かれていて、主に関羽と諸葛孔明に焦点を当てた内容です。

劉備玄徳が徐庶の助言によって若干27歳の無名の青年をわざわざ三度訪ねたのです。孔明は、劉備のその熱意に感じ入ります。劉備に漢室再

興の策を問われ、孔明が答えたのが、あの有名

な「天下三分の計」です。

そして、最大の見せ場である赤壁の戦いであります。本当はもっと激戦や曹操軍の破竹の勢いやギリギリでの逆転劇を描いて欲しかったのだが、やっぱ尺が短いからなあ。それでも見応えはもちろんあるし面白かったけど。
とても27歳に見えない貫禄の孔明が周瑜に命を付け狙われつつキッチリ策を立てる辺りはさす

が軍師の代名詞と言われるべき活躍です。

孔明はたった1人乗り込んだ呉の周瑜をうまく誘導し、魏と戦わせるところ、また周瑜に3日間で10万の矢を用意するように言われいとも簡単に揃えるところ、また事前に東南の風を読み火攻めとするため、魏軍に龐統を送り込み連環の計を誘導し赤壁の闘いを勝利するところなど見所が満載です。とにかく、孔明恐るべし。

そして今作でもオリジナルの恋愛劇として諸葛孔明の婚姻のエピソードが盛り込まれていて、また絶妙に可愛く無いキャラなんだな。

また、周瑜は、やっぱちょっとかわいそうというか、最期が残念でした。

それから、もう一つの見せ場である曹操が赤壁で敗れ命からがら逃げ落ちるが途中、孔明の命で潜んでいた関羽たちと出くわします。命乞いをする曹操を見て、「劉備の妻・麗花」を守る為に志を曲げて曹操に仕えたこと、劉備の元に戻るとき曹操や張遼の助けもあり無事に帰れたことを思い出し、「義」に厚い関羽は道を開けるのでした。

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1 件の返信 (新着順)
ロイ
2025/11/15 00:22

三国志面白いですね。
むかしよく見てました。


京介 バッジ画像
2025/11/15 17:27

ありがとうございます。
私が好きなのは関羽雲長、諸葛亮孔明ですね。