エアポート2012
エアポート2012
- 2012制作/アメリカ
スタッフ
監督・脚本:リズ・アダムズ
製 作:デヴィッド・マイケル・ラット
製作総指揮:デヴィッド・リマウイー
キャスト
ボブ:レジナルド・ヴェルジョンソン
リンジー(リー):ジョーダン・ラッド
アオキ:ジェラルド・ウェブ
シムズ機長:マイケル・テイ
ロウラー:ダリン・クーパー
フィリップス大統領:アンディ・クレメンス



増加の一途をたどる航空機の便数によって航空管制のミスが多発、連邦航空局は人工衛星によって航空機を管理し、自動的に危険を回避する新システムを導入するが、あるとき衛星の故障で大統領専用機エアフォース・ワンと民間航空機が制御不能の危機にさらされる。
システムを遮断しようとすると“敵”とみなされて手動操縦すらままならなくなる。
2機は同高度で飛んでおり、数分後には航空機の正面激突という絶体
絶命の危機が迫っていた…。
描いているスケールが狭いことこの上ない。
大統領の危機なのに対応するのは一部隊だけ。
そもそもエアフォース・ワンに乗り込んだ護衛が2人しかおらず、物語の肝になるACATシステムもどのようなシステムなのかほとんど説明の
ないまま話が進みますし、管制官の制止を振り
切ってエアフォース・ワンを強引に離陸させた
担当者も誰なのかわからないまま。
暴走したACATシステムは周囲の航空機をテロリ

ストと判断して自動的にミサイル攻撃を始め、
民間機にも着弾し機体に大きな穴が空いてしま
います。
「エアフォース・ワンにサイドワインダーミサイルが搭載されてるの?」
ところがどっこい民間機はその穴をなんと乗客の手荷物で塞いでしまうではありませんか。
アルミを巻いたら電波が強くなったり、輸送機

から救出隊が乗り込むシーンが描かれずカット
が変わったら唐突に機内に隊員が現れたり、エアフォース・ワンと接触して民間機の屋根が吹き飛んでも垂直尾翼は無傷だったり、今まで何をやっても開かなかったコックピットへの扉がクライマックスでは唐突に開いたり、ツッコミどころは山ほどあります。
そのツッコミどころを笑って楽しめる方にはおすすめの作品だと思いますよ。