ホラーを克服させてくれるホラー
『#死霊館 』(#TheConjuring ) ⭕️タロ感想
2013
監督: #ジェームズワン
主演:
#ヴェラファーミガ
#パトリックウィルソン
最近のホラー映画と聞かれたら、必ずと言っていいほど名をあげる『死霊館』シリーズ。お恥ずかしながら、つい先程まで『シレイカン』と読んでおりました.. シリョウカンなのね.. ニホンゴムズカシイ
もともとタロは大のホラー嫌い。いや、観れなくはないけど観たら一ヶ月は🚿シャンプー時、目を閉じれず目が充血し、生活に支障が出る事態に。
そんな言い訳はさておき、とにかく苦手だったんです。
ただ、いつしか就寝前にホラー作品をスマホで観ながら寝るとよく寝付くというタロならではの『変態素質』が発揮し、それ以来ここ数年ハマりにハマってます。
死霊館の一作目を先日実家にて母と改めて鑑賞。タロ家は全員映画好きということもあり、なにかと実家で集まると夜は映画鑑賞をする。
今回は母と二人で鑑賞。
実話がベースとなっているという話と#ウォーレン夫妻 のことを少し母に伝えた上での上映会開始。
この大ヒットシリーズを観て即座に分かること。
それは、主役は家族の絆。悪霊はメインディッシュではない。
そこにこのシリーズの良さがある。実話ベースということもあり、もちろん長年この話が人を通じて伝えられ、ジェームズワン監督の目に留まったわけだが映画の4/5は家族、人間の絆に焦点をあてている。
ホラー映画にはマストと言っても過言でない『#ジャンプスケア』(刺激的な映像や音で脅かす効果)はもちろんあるが、必要最低限に抑えられ、しかもそれらはすべて巧妙に見せ場が設けられている。
良作アクション映画で例えると、主役が使う武器は必要な時に、必要な場面でのみ。しかも最も魅力的な見せ方で演出される。
その武器が終始映画内で使用されてしまっては、その良さは半減され、特別感が失われる。
いつ出てくるんだろう、いつどんなふうに脅かしてくるんだろう、、そう思わせることで初めて感情移入ができる。この考えを理解している監督は非常に少なく、貴重である。
有名な話ではあるが、ジョーズがいい例である。姿が見えないから怖い。ジュラシックパーク(一作目)の恐竜たちも実際数分しか実は出ておらず、それでもわれわれの脳裏に焼きついている。
繰り返しになるが死霊館にせよジョーズにせよ、ジュラシックパークにせよ、やはり主は人間関係に置かれ、彼らの気持ちになることが怖さを引き立てる。
劇場を出る際、悪魔の話ではなく、家族や人間に同情する気持ちで心が満たされる映画をタロは良作とみなす。
もちろん初めから最後までエイリアンをぶちのめすド派手な作品も需要はあり、それらの作品が駄作だと言っているわけではないので悪しからず。
すこし脱線したので本作の話に。
観終わった後、タロもだが母は一言目に、『よかったわ、、』と呪われた家族の心配と共にウォーレン夫妻を応援し切った姿があった。ホラーを観たのにも関わらず、悪魔より人間に感情移入できた証拠である。怖かったという感情以上に、人間が本来持つべき『#愛 』が伝わる #ホラー作品 であるからこそ、世界興行3000億円を突破した名シリーズと化したと改めて実感させてくれた。
ちなみに、この後続編も続けて母と観ることに。そちらの感想もまた追って🤭✨
ぜひ、ホラー苦手でまだの方、まずはスマホで音量を小さめで観てみてください。
※原題のConjuring とは、魔法を使う、または魔術を行う という意味を持つ。