いやぁ、いいですね。オープニングの映像がゾクゾクするほどカッコイイ。
　無論、サンフランシスコの坂道をぶっ飛ばすカーチェイスもカッコイイし、どこもかしこもカッコイイ映画でした。
　特にマックィーンが寡黙で、行動でしか表現できない男というのが映画全編を貫いていて、上院議員役のロバート・ヴォーンの饒舌と好対照でした。恋人のジャクリーン・ビセットが彼の仕事について聞いてもうまく答えられない切ないシーンも良かったです。
　こんな映画を６０年代に撮ったピーター・イェーツ天才と言ってあげたい。あ、肘のところにパッチ当ててるジャケットって『ダーティ・ハリー』のイーストウッドも着てたな。あれは刑事に人気のファッションなのかな。
　何だか一人で盛り上がってしまいましたが、本作もツボでした。

懐かしいです、「ブリット」。当時、うちの兄が観て来てマッキィーンがカッキィーン（カッコ良い）と言ってました。

で、私も彼の存在を知りました。エルボーのパッチ当てのついたジャケット、覚えてます。
そして、あの名作「大脱走」で、さらに彼のカッコ良さを痛感。あのバイクシーンで着てた袖口の広い紺色の半袖トレーナー、探して買いましたもの。ヒーローの一人です。