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カッツ
2025/12/16 08:24

ベイビーガール

ニコールキッドマン、アントニオバンデラス主演

 

本作は、往年の大女優ニコール・キッドマンが主演することで、単なる官能映画の枠を超えた作品となっている。もし他のセクシー女優が演じていたならば安易なSMロマンポルノに見えてしまったかもしれないが、キッドマンの存在感が作品全体を格調高いものにしている。

彼女の演技は『アイズ・ワイド・シャット』(1999年)を思い起こさせるほどで、成熟した女性の複雑な心理を鮮やかに表現している。大企業のCEOという地位にありながら、新入社員の男性に支配されることに喜びを見出す中年女性の姿は、サドマゾ的な関係性を想起させる。

50代に入ったキッドマンは、肉体的には多少の衰えを見せながらも、なお圧倒的にエロティックであり、観客の視線を一身に集める。彼女の存在だけで映画が成立していると言っても過言ではない。

鑑賞後に解説を読んで、夫役がアントニオ・バンデラスであったことに気づいたが、それほどまでにキッドマンの演技が突出していたことを示している。

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