ストーリー

k.a
2026/01/27 07:30

イコライザー2

『イコライザー2』は、私にとってデンゼル・ワシントン演じるロバート・マッコールがさらに深みを増して、復讐と正義の狭間で静かに燃える姿が最高にカッコいい続編です。前作のホームセンター店員からタクシー運転手に転職したマッコールが、日常の中で弱者を助けながら、親友の死をきっかけに過去のCIA仲間との因縁に巻き込まれていくストーリー。2018年のアントワーン・フークア監督作で、前作以上に「マッコールの内面」に寄り添った作りになってるんですよね。

まず心に刺さるのは、マッコールの「人間らしさ」が増したところ。ボストンのアパートで近所の人たちと交流したり、絵描きを目指す少年マイルズに本を貸したり、優しく説教したりする日常シーンが丁寧で、彼の孤独と優しさがじんわり伝わってくる。デンゼル・ワシントンの演技が本当に素晴らしいんです。無表情で淡々と悪を裁く「殺人マシーン」なのに、目や微かな仕草で「これ以上、誰も傷つけたくない」って葛藤がにじみ出てる。嵐の中でのクライマックス戦闘は、雨音と雷鳴の中でマッコールが一人で敵を狩っていく姿が、もう神々しくて鳥肌立つ。日用品や環境を武器に変える戦い方も前作以上に工夫されてて、毎回「次は何を使うんだ?」ってワクワクするんです。

悪役側も、前作より少し深みがあって、CIAの元同僚が絡む陰謀が絡んでくるから、ただの勧善懲悪じゃなく「正義って何だ?」って問いかけてくる。でも結局、マッコールは自分のルールで動くから、観てるこっちは完全に彼の味方になっちゃう。少年マイルズとの師弟みたいな関係も切なくて、ラストの余韻がすごくいいんですよね。観終わったあと「マッコールみたいな人がいたら、世界は少しマシになるかも」って、静かな希望を感じる。

前作の無双感を継承しつつ、今回はもっと「人間ドラマ」寄りだから、アクションの爽快さは少し控えめだけど、それが逆に深みを生んでる。シリーズ3作目でイタリアに移った後も、この2作目の「親友の復讐」と「守るべき若者」のテーマが、私の中では一番心に残ってるんです。

 

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