DISCASレビュー

k.a
2025/07/04 07:30

劇場版ポケットモンスター みんなの物語

『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(2018)は、ポケモン映画シリーズの第21作で、XYシリーズの流れを汲むオリジナルストーリー。フウラシティの「風祭り」を舞台に、サトシとピカチュウが、幻のポケモン・ゼラオラ(声:小野賢章)と、風祭りに集まった個性的な住人たち—少女ラルゴ(声:芦田愛菜)、研究者トリト(声:中川翔子)、老人ヒスイ(声:大倉孝二)ら—と共に、街を襲う危機に立ち向かう。ルギアの登場やゼラオラの電撃アクションが迫力満点で、フウラシティのカラフルな風船や自然のビジュアルが美しい。テーマは「多様な人々の絆」で、各キャラのエピソードが織り交ざり、子供向けの明るさと大人向けの感動がバランス良く描かれる。ただ、複数のキャラ視点がやや散漫との声も。Beverlyの主題歌「ブレス」が爽やかで作品の希望を盛り上げる。ポケモン映画のアクションと心温まる物語を求める人にぴったり。

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