DISCASレビュー

k.a
2025/07/21 10:02

破墓/パミョ

映画『破墓/パミョ』(2024年、チャン・ジェヒョン監督、原題:Exhuma)は、韓国で1200万人を動員し2024年No.1ヒットを記録したオカルト・ホラー・スリラー。巫堂(ムーダン)ファリム(キム・ゴウン)と弟子ボンギル(イ・ドヒョン)が、在米コリアン家族から高額報酬で先祖の墓の改葬を依頼される。風水師サンドク(チェ・ミンシク)と葬儀師ヨングン(ユ・ヘジン)が加わり、江原道の不吉な墓を掘り返す「破墓」を行うが、棺には恐ろしい秘密が隠されていた。朝鮮出兵や日本統治時代を背景にした怨霊が絡む展開は、韓国での反響を呼びつつ、日本人観客には複雑な感情も。キム・ゴウンのトランス状態の祈祷やチェ・ミンシクの重厚な演技、ユ・ヘジンの軽妙さが光るが、怨霊設定の曖昧さや後半の急展開が賛否両論。

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