【ネタバレあり】部活(せいしゅん)は大好物。『ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』
「楽しいなぁ・・・」
友情とか、想いとか、成長とか
必死になって、汗水垂らした部活(せいしゅん)は大好物。
「小さな巨人」よ、待ってました。絶対に映画化できると思っていたアニメの1つで、むしろまだか?と思っていたぐらいだ。ニヤリとしてしまう場面が何度も登場し、涙する場面もいっぱいあったが劇中の【セリフ】にも注目したコラムを書きます。
『ハイキュー!!』の何が面白いって、様々な視点を目次にしました。
【目次】
・「凄いものを見ると、できそうのラインが更新される」
・喜ぶポイントが気持ちいい
・物語の主人公とサブキャラの構成が約6:4
そんなお話をする前に、まず頭に入れておいて欲しい情報。
〜予備知識〜
集英社「週刊少年ジャンプ」に2012年2月から連載が開始され、バレーボールに懸ける高校生たちの熱い青春ドラマが人気を博したスポーツ漫画の金字塔、古舘春一による『ハイキュー‼』。
2020年7月にて8年半にわたる連載が完結し、コミックス全45巻の累計発行部数は6000万部を突破。
2014年からは、毎日放送・TBS系列にてテレビアニメが放送され、2020年12月までに、シリーズ第4期まで制作された。
ーあらすじーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
東京の音駒高校との合同合宿で、日向は因縁のライバルとなる孤爪研磨と出会う。超攻撃的なプレースタイルの烏野高校に対し、“繋ぐ”をモットーにした超守備的なプレースタイルの音駒高校。
春の高校バレー宮城県代表決定戦、春高初戦と、強敵を次々と倒す中で進化を遂げた烏野高校は、春高2回戦で優勝候補・稲荷崎高校を下す。そして、遂に3回戦で、因縁のライバル校・音駒高校と対戦することとなる。幾度となく練習試合を重ねても、公式の舞台で兵刃を交えることが一度もなかった両雄烏野高校対音駒高校の通称“ゴミ捨て場の決戦”ー
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挫折があって、気合入れ直して、覚醒して「やったぁー!勝ったー!!」みないな黄金ストーリーのようで、実は着地が異なるところが面白いこの『ハイキュー!!』。そこが愛される理由だと思う。
「凄いものを見ると、できそうのラインが更新される」
鑑賞中にメモを取る私は劇中のこのセリフが心に刺さり、すぐさまメモをしました。この感覚は誰しもが持ったことがあるとは思うが、言語化できていることに震えた。スーパーヒーローが敵をやっつけた後や、映像技術と迫力に圧倒されるような映画を観た後と同じ感覚である。「すげぇぇ。。。」と言葉を失うような出来事が起きた直後は心を奪われるが、その後に何故か「おれにもできるんじゃねぇかな・・・」という錯覚とやる気が出てくる。
日向が前回の試合から何も成長していない、なんてことはないのは知りつつも想像の遥か上を超えてきたのを目の当たりにする孤爪が発するこのセリフ。憧れでも、敵対心でもなく、"尊敬"を前提とした相手の成長を見て、初めて出てくるこの高揚感は「ワクワクしてきた!」という単純な言葉で言わなかったところに凄さを感じる。
冷静である孤爪だったからこそ、このセリフの言い回しがドンピシャに聞こえた。(もしかすると月島でも同じ発言が出たかもしれないが、ここは孤爪のセリフですね)メモした中で一番記憶に鮮明に残っていたのが、このセリフだった。影山の決めセリフも確かにカッコ良かったけどね(笑)
喜ぶポイントが気持ちいい
もちろん、漫画やアニメでご覧になっている方は日向のキャラクターを理解していると思いますが、今回の"あの場面"が一番気持ちよかった。今思い出しても泣けてくるタイミングだった。
「ッッッしゃー!!!!!」
85分の上映時間の中で、最も大きな声で叫んだシーンがここだった。試合に勝った瞬間でもなく、アタックが決まった瞬間でもない。孤爪が漏らした「楽しいなぁ・・・」の後だった。
誰もが日向に注目するほど大きな声は、この瞬間に出た。身長164.2cmの"小さな巨人"から聞こえるような声ではない、雄たけびがこの瞬間だった。最初、「え・・・?」と思うのが普通で私も一瞬「何故ここで?」と感じるのだが、その後すぐに日向の性格や今までも想いが全て理解できた瞬間に、とてつもない気持ちよさを感じる場面に感じた。
愛される漫画はやはりストーリーも重要だが、その主人公やキャラクターの性格が如何にカッコいいか、尊敬できるかに尽きると思う。もっと言えば、”その人にそうなりたいか”が強ければ強いほど、愛する作品に仕上がっていくはずです。日向が周りを明るく、楽しい雰囲気にさせられるのも「人間が持つべき素直さ、夢を追いかけるひた向きさ」を前面に押し出したキャラクターであることは間違いない。
物語の主人公とサブキャラの構成が約6:4
主人公の比較対象として、「サブキャラ」と呼称しているが彼らのセリフや回想シーンがものすごく多いのも本作の特徴だったように思える。日向と影山の話はほとんど登場せず、むしろ孤爪と黒尾。小さい孤爪と小さい黒尾。烏野の試合というよりか、音駒の試合と言っても過言ではないほど。
ただその2人だけでなく、ちゃんとツッキー(月島)と黒尾の関係を示した回想シーンも描かれている。影山、澤村、東峰、西谷よりも猛虎、リエーフ、夜久、福永の方がセリフや登場回数は多かったように思える。メインの孤爪と黒尾については登場回数が多いものの、他のサブキャラまで覚えられてしまうほどシーンが多いのも、『ハイキュー!!』を愛してしまう理由の1つに感じる。あまりにメインだけが前に出ていると、周りのメンバーがどんな性格で、どんな特徴を持っていたのか忘れてしまうからだ。
ゴミ捨て場の決戦だけでなく、他の試合も観たくなるような仕上がりだったことには間違いない。
ちなみに、黒尾の声がやっぱり良い声で、声優は中村悠一さん。『呪術廻戦』の五条悟だったため、やはり”最強”の声だった。何とも耳に残りやすく、男からしても惚れてしまう低温イケボ。更に関係ないが、日向の身長164.2cmに対して最高到達地点は333cm(公式HPに記載)。ジャンプ力で言えば、マイケル・ジョーダンに匹敵するほどの高さで、日本人ギネス記録保持者には余裕で勝っているとのこと。高校生ではあり得ないジャンプ力の持ち主ではあるが、人間の範囲内だけど超人であることは間違いなかった。(笑)
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投稿を表示アニメはほんと疎いのですが、相当人気なんですね~
今日劇場はこれを見に若い人でごった返してました!
確かにコラム読ませていただくと、なんだか面白そう‼️
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投稿を表示ハイキュー‼︎愛が伝わるコラム😭✨
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