地球の危機
地球の危機
原題:Voyage to the Bottom of the Sea
1961年 アメリカ 劇場公開:1961年10月11日
スタッフ 監督・製作・原案:アーウィン・アレン 脚本:アーウィン・アレン/チャールズ・ベネッ
ト 撮影:ウィントン・ホック 特殊効果:L.B.アボット 音楽:ポール・ソーテル、バー
ト・シェフター 編集:ジョージ・ボウムラー
キャスト ウォルター・ピジョン、ジョーン・フォンテン、バーバラ・イーデン、ピーター・ローレ、
ロバート・スターリング、マイケル・アンサラ、フランキー・アバロン、レジス・トゥーミ
イ、ジョン・ライテル、ヘンリー・ダニエル ほか
地球を取り巻くヴァン・アレン帯が燃え上がり、地球の気温がガンガン上昇、世界中で山火事などの災害が多発しはじめた。しかし、国連の対策会議では温度がピークになれば自然に炎上は収まるという説が主流を占める。シービュー号のネルソン提督はそれに反対し、ヴァン・アレン帯に核ミサイルを打ち込んで吹っ飛ばすことで消火しなければ、3週間で人類は滅亡してしまうと主張。国連が止めるのを聞かず、独断でミサイル発射ポイントへと向かうシービュー号。それを撃沈すべく攻撃する国連軍の潜水艦隊、シービュー号の艦内で破壊工作を行う国連のスパイ、さらに、この災厄は神の意志だから受け入れるべきだとする狂信者などの妨害を振り切って、ネルソン提督は地球の危機を救えるのか?

1960年の『失われた世界』に続き、アーウィン・アレンが製作し、20世紀フォックスが配給したSF映画で、架空の最新鋭原子力潜水艦シービュー号の活躍を描いている。公開前年には世界で初めて核ミサイル(ポラリス)を搭載した原潜ジョージ・ワシントンが就航して発射実験を成功させており、本作で危機の原因となるヴァン・アレン帯も1958年に発見されたばかりであった。他にもシービュー号が1954年に就航した世界初の原潜ノーチラスと同じように北極海を試験航海するなど、当時の時代背景が随所に垣間見える作品である。アレンは、この設定を再利用し、テレビシリーズ『原子力潜水艦シービュー号』を製作した。特撮の神様L.B.アボットによる撮影は必見である。