DISCASレビュー

k.a
2026/01/07 08:35

猿の惑星:新世紀(ライジング)

**猿の惑星:新世紀(ライジング)**は、マット・リーブス監督による2014年公開のアメリカ映画(原題:Dawn of the Planet of the Apes)。『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の直接的な続編で、シリーズのリブート版第2作目です。人間社会がウイルスで崩壊した10年後の世界を舞台に、知能進化した猿のリーダー・シーザーと、生き残った人間たちの対立と和平の可能性を描いた、壮大で重厚なSFドラマです。視覚効果の革新性が高く評価され、アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされました。

ストーリー概要

人類をほぼ絶滅させた「シミアン・フル」と呼ばれるウイルス発生から10年。

サンフランシスコ近郊の森で、シーザー(アンディ・サーキス)をリーダーとする進化した猿たちの社会が築かれていた。猿たちは言葉を話し、馬に乗り、狩りをし、家族を大切にする共同体を形成している。

一方、ウイルスに免疫を持つ少数の人間たちは、廃墟となった都市で電力確保に苦しんでいた。ダムの発電施設を修理するため森に入った人間のグループ(マルコムら)と猿たちが接触し、最初は和平を模索するが、猿側コバの人間への憎悪と、人間側の不信が衝突を招く。

シーザーは「猿は人間を殺さない」という掟を守ろうとするが、コバのクーデターと人間の裏切りが戦争を引き起こし、両種族の運命が分かれる──。

信頼、裏切り、指導者の責任をテーマにした、静かな緊張感と大規模バトルが交錯する作品です。

主なキャスト

•  シーザー:アンディ・サーキス(モーションキャプチャー演技の最高峰)

•  マルコム:ジェイソン・クラーク(人間側のリーダー)

•  ドレイファス:ゲイリー・オールドマン(人間コロニー指導者)

•  アレクサンダー:コディ・スミット=マクフィー(マルコムの息子)

•  エリー:ケリー・ラッセル(医師)

•  コバ:トビー・ケベル(シーザーの部下・人間への復讐心が強い)

•  モーリス:カリン・コノヴァル(オランウータン・シーザーの相談役)

•  ロケット:テリー・ノタリー(チンパンジー)

監督:マット・リーブス

脚本:マーク・ボンバック、リック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー

音楽:マイケル・ジアッキノ

上映時間約130分。モーションキャプチャー技術の進化で猿たちの表情や動きが驚くほどリアルで、シーザーの苦悩と威厳が心に刺さる一作です。シリーズの中でも特に「戦争の悲劇」と「共存の難しさ」を深く描いた名作として評価が高いです。次作『猿の惑星:聖戦記(ウォー)』へ繋がる重要な章ですよ。

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