k.a
2025/07/30 19:02
恋の骨折り損 / サントラ 洋画オリジナル
「恋の骨折り損」(原題:Love's Labour's Lost、2000年)のサウンドトラックは、ケネス・ブラナー監督によるシェイクスピアの同名喜劇のミュージカル映画化を彩る、パトリック・ドイルのスコアと1930年代のブロードウェイ・スタンダード曲が特徴。アリシア・シルヴァーストーン、ネイサン・レインらが出演し、ナヴァール王国を舞台にした恋の駆け引きを、コール・ポーターの「I’d Rather Be Right」やガーシュインの「Cheek to Cheek」「Let’s Face the Music and Dance」などが華やかに演出。「The Way You Look Tonight」や「There’s No Business Like Show Business」も収録され、フレッド・アステア風のダンスシーンにマッチした軽快なジャズとオーケストラが1930年代の雰囲気を強調。パトリック・ドイルのスコアは、恋愛のコミカルさとほろ苦さを繊細に表現。全体として、映画のロマンティックでウィットに富んだ世界観を音で体現した名盤だが、単体では一部曲が映画の文脈に依存する印象も。ミュージカルやシェイクスピアのファンに最適。
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